エアー、「時間差配送」が可能な企業向けメールソフト

エアーは、電子メールの誤送信を防止するソフトウェアの新版を発売する。送信者が配送を中止できる機能を追加し、人的ミスによる電子メールの誤送信を防ぐ。

» 2009年03月24日 12時52分 公開
[ITmedia]

 企業向けメールシステム開発のエアーは3月23日、電子メールに添付した文書ファイルなどの誤送信を防止するソフトウェアに送信者が配送を中止できる機能を追加し、3月31日に新版として提供すると発表した。

 新ソフトウェアは、電子メール誤送信防止サービス「WISE Attach」に、電子メールの配送を中止できる「時間差配送」機能を追加したもの。管理者が設定した条件と合致する電子メールを一定時間待機させ、送信者や管理者が送信を中止することが可能。

 設定できる条件は「社内は即時配信、社外は時間を置いて配信」といったもの。電子メールを社内で配信し、内容の間違いや記入漏れに気付いた場合、社外への送信を取りやめて修正するといった用途が考えられる。

 WISE Attachは、電子メールによる情報漏えい対策を柱とするソフトウェア。管理者が許可していない宛先や送信者の電子メールを管理し、誤送信を防ぐ。設定した条件に応じて添付ファイルを暗号化することも可能。暗号化や時間差配送時の処理ログや、送信者が操作した履歴のログを取ることもできる。

 対応するOSは「Red Hat Enterprise Linux 4/5」、対応するブラウザは「Microsoft Internet Explorer 6」以上、もしくは「Mozilla Firefox 2」以上。

 価格は500ユーザー当たり220万円から。従来のソフトウェア名であるWISE Attachとして売り込む。

関連キーワード

誤送信 | 暗号化 | セキュリティ


過去のニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ