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» 2009年03月30日 14時26分 公開

SAS製品でニーズをくみ取る:ふくおかFG、情シス改善で金融商品の提案を最適化へ

ふくおかフィナンシャルグループは、顧客ごとに最適な金融商品を提案するシステムを再構築する。商品ごとにキャンペーンを打っていたサービス展開の戦略を改め、顧客属性やライフステージに基づいたサービスの提案を実施する。

[ITmedia]

 ふくおかフィナンシャルグループ(ふくおかFG)は、顧客ごとに最適な金融商品を提案し、売り上げ増につなげるため、金融機関向けマーケティング支援サービスを採用した。既存のコールセンター機能と連携したシステムを5月に稼働させる予定。金融商品ごとに展開していたキャンペーンを一元管理し、顧客の要望に見合ったサービスを提案できるようになる。サービスを提供したSAS Institute Japanが3月30日に発表した。

 同行が採用したのはSASの金融機関向けマーケティング支援サービス「イベント・ベースド・マーケティング(EBM)ソリューション」。顧客のライフステージ(年齢ごとに変化する生活段階)や取引特性の変化、過去に顧客と交わしたやり取りの履歴を包括的に管理できるようになる。例えば、子どもの誕生日にはリボ特別割引の案内をしたり、引っ越し時には保険商品を勧めたりするといった施策が打てるようになる。

 サービスの検討に当たり考慮したのは、これまでに使っていた情報系分析基盤との連携。同グループはSAS製品を使っていたため、EBMソリューションとの親和性が高いと判断した。そのほか、システムを柔軟に設計できる点や、顧客を詳細に分類・分析できる点も評価した。

 同グループの顧客への提案は、コールセンターやダイレクトメールによるキャンペーンが中心だった。商品ごとにキャンペーンを実施していたため、顧客から見ると各キャンペーンの一貫性やつながり、どのサービスを採用すればいいかが分かりにくかった。同サービスの採用により、顧客ごとの要望をすくい取り、ニーズに見合った商品を提案できるようになるという。

 新システムは、EBMソリューションとブレイニーワークスのコールセンターシステム「e-MARKETBRAIN コンタクトセンター Premium」と連携したもの。2009年5月の稼働を予定している。顧客が電話やインターネットから各サービスの手続きや相談ができるダイレクトバンキング業務の効率化につなげる。

 今後は営業店などの販売チャネルとの連携も計画している。複数の販売チャネルを横断した販売促進活動を実現させるのが狙いだ。

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