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» 2009年04月02日 09時15分 UPDATE

Oracle Coherenceを採用:高速・安定処理のFXシステム、フラクタルシステムズが再構築

フラクタルシステムズは、Oracleのインメモリ技術を利用してFXサービスのための新システムを構築。システムを稼働しながら柔軟な拡張が可能になるという。

[ITmedia]

 外国為替証拠金取引(TX)サービスのフラクタルシステムズはこのほど、新たなサービスシステム基盤となる「U-Forex1」を構築した。同システムでは、インメモリを活用する日本オラクルのインメモリデータグリッド製品「Oracle Coherence」を採用した。

 U-Forex1の構築は、旧システム「Forex1」の更新に伴い、Forex1の運用性を維持しながら、システムを無停止状態で拡張できる高可用性と信頼性の確保を目標にしたという。新システムでは、毎秒500件の取引処理や為替レート情報を毎秒1000レートえ配信できる。

 システムは、FXの受発注処理とレート配信など行うフロント部とマッチングやポジションのデータを集計・管理するバックエンド部で構成され、Oracle Coherenceがそれぞれの部分の高速・安定したデータ処理において中心的な役割を果たすという。Oracle Coherenceは、複数のアプリケーションサーバとデータベースサーバのメモリを仮想的に統合・共有化してデータグリッドを構築するミドルウェア。

uforce1.jpg 日本オラクルによる導入説明

 日本オラクルによれば、データグリッドを利用することでシステムを稼働したまま、新たなハードウェアの追加などが容易にできるほか、アプリケーションサーバとデータベースサーバ間での直接的なデータの入出力を必要としないため、データを高速処理できるなどのメリットがある。Fusion Middlewareビジネス本部シニアマネジャーの杉達也氏は、「データベースを軸に構築する従来のシステムとは異なり、データグリッドを中心にすることでハードウェアの変更が簡単になり、コスト削減が図れる」と説明する。

 フラクタルシステムズは、Oracle CoherenceのほかにWebLogic ServerやJRockit、Oracle Real Application Clustersなどを利用して、U-Forex1ではアプリケーション・グリッドによるアーキテクチャを採用した。

 日本オラクルFusion Middlewareビジネス本部シニアディレクターの安藤秀樹氏は、「Coherenceは海外で100社以上に導入したが国内では10社程度であり、今後はサービスレベル向上とコストダウンを両立するキーコンポーネントとして訴求したい」とコメント。フラクタルシステムズはU-Forex1を7月に製品化し、FXサービス他社に販売するという。

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