リアルコム、オープンイノベーション診断サービスを開始ナレッジマネジメント

企業のナレッジマネジメント関連サービスを展開するリアルコムは、4月8日より、研究開発のオープン化の成熟度を診断する「オープンイノベーション診断サービス」の提供を開始した。

» 2009年04月08日 18時44分 公開
[ITmedia]

研究開発力向上策「次の一手」

 オープンイノベーションとは自前の知財のみで研究開発を進めるのではなく、社外の組織やコミュニティーの力をフル活用して技術開発全般を行うこと。リアルコムではオープンイノベーションを、「組織内と組織外のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造する」研究開発アプローチととらえ、Procter & Gamble (P&G)やNovartisといったグローバル企業に対しソリューションを提供してきた。

 同社は市場の変化に遅れず、イノベーションを生み出すコア技術を育成することは、研究開発リーダーやCTOを悩ませるジレンマとなっているととらえ、それを解消する有力な手段の1つがオープンイノベーションだとしている。

 今回提供開始される診断サービスでは、リアルコムの過去のソリューション提供実績を体系化した「オープンイノベーション診断 フレームワーク」に基づき、「社外アイデアの導入」や、「休眠ナレッジからの利益創出」などのオープンイノベーションの要素別に先進企業と比べた自社のレベルを把握し、実施すべき施策を明らかにすることができる。

 この診断サービスの期間は約1カ月、価格は1社あたり200万円から。リアルコムでは、2009年4月より研究開発に課題を抱える企業にこのサービスの提供を開始し、サービス提供開始から1年で10社以上の顧客獲得を目指すという。

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