HP、データセンター自動化システム「BladeSystem Matrix」発表CiscoのUCS対抗

HPがCiscoのUnified Computing Systemに対抗し、“オールインワン”のデータセンター仮想化ソリューション「BladeSystem Matrix」を発表した。

» 2009年04月21日 13時41分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は4月20日、データセンター向け自動化システム「BladeSystem Matrix」と同システムに含む新ソフトウェア統合管理ツール「Matrix Orchestration Environment」を発表した。2つのソリューションにより、データセンターの物理環境と仮想環境のリソースの統合プールを作成し、ビジネスに即応する環境を構築できるという。

 BladeSystem Matrixは同社のブレードサーバ「HP BladeSystem」、新ファイバーチャネル「Virtual Connect 8Gb Fibre Channel」、イーサネットモジュールの「Flex-10」で構成されており、ユーザーはMatrix Orchestration Environmentのテンプレート機能を使ってアプリケーションインフラの設計、導入、最適化を迅速に行うことができるとしている。これにより、企業はハード・ソフトのコストを45%、ネットワーク設備コストを55%削減できるという。

 Matrixとともに同社は仮想化環境構築ソフト「Virtual Connect」のアップデートも発表した。4つのエンクロージャを1つのドメインにまとめられるマルチスタッキング機能を追加し、「Virtual Connect Enterprise Manager」をMatrix Orchestration Environmentに統合した。

 BladeSystem Matrixは、システムの構成や設定を工場出荷時に行うサービス「HP Factory Express」を通じて提供される。

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