Time Warner、AOLをスピンオフへCATV部門に続き

Time Warnerの第1四半期決算は、AOLの不振の影響で純利益は14%減。同社はAOLのスピンオフの計画を発表した。

» 2009年04月30日 15時35分 公開
[ITmedia]

 米Time Warnerは4月29日、第1四半期(1〜3月期)決算を発表した。売上高が前年同期比7%減の69億4500万ドル、純利益は14%減の6億6100万ドル(1株当たり55セント)の減収減益だった。

 AOL部門の売上高は、インターネットアクセス事業、ネット広告などを扱うオーディエンスビジネス事業のいずれも不調で、23%減の8億6700万ドル、営業利益は37%減の1億5000万ドルだった。

 また、同日米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、傘下のAOLをスピンオフする計画を明らかにした。この書類によると、Time Warnerの取締役会はまだ具体的な決定をしたわけではないが、AOLの1つまたは複数の事業をスピンオフするプロセスを開始する見込みであるとしている。

 Time Warnerは3月12日にCATV部門Time Warner Cableのスピンオフを完了しており、同社のジェフ・ビュークスCEOは、AOLが次の再編のターゲットだと示唆してきた。

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