HP、純利益17%減で2%の人員削減を発表2%の人員を削減

昨年5月のEDS買収の結果、サービス部門の売り上げは前年同期比99%増加したが、米国外での不調などにより減収減益となった。

» 2009年05月20日 09時59分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)が5月19日に発表した第2四半期(2〜4月期)決算は、売上高は274億ドルで前年同期比3%減、純利益は同17%減の17億ドル(1株当たり70セント)だった。同社は電話会見で、向こう12カ月で従業員の2%を削減することを明らかにした。

 売上高を部門別で見ると、サービス部門は昨年5月のEDS買収の結果が貢献し、前年同期を99%上回る85億ドルとなった。サービス部門の売り上げは、同社の売り上げ全体の31%を占める。その他の部門は、パーソナルシステムズ部門は19%減、イメージング・プリンティング部門は23%減、エンタープライズストレージ&サーバ部門は28%減、ソフトウェア部門は15%減、ファイナンシャルサービス部門は6%減。

 地域別では、北南米地域は前年同期比9%増の121億ドル、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域は11%減の106億ドル、アジア太平洋地域は10%減の47億ドルだった。

 第3四半期(5〜7月期)の見通しについては、売上高は横ばいか2%減、1株当たり純利益を64〜68セントと予想。通年での1株当たり純利益は3.02〜3.16ドルとみている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ