SAS、与信と回収を統合管理できるクレジットカード会社向けソフトを提供へ

SAS Institute Japanはクレジットカードや信販会社向けソフトウェア「統合与信管理ソリューション」の提供を同日から開始すると発表した。

» 2009年05月25日 18時07分 公開
[ITmedia]

 SAS Institute Japanは5月25日、クレジットカードや信販会社向けソフトウェア「統合与信管理ソリューション」の提供を同日から開始すると発表した。初期および途上の与信管理、回収という3つの段階を統合管理できる。年内5社への導入と2億円の売り上げを見込んでいる。

統合与信管理ソリューションの画面

 クレジット会社や消費者金融会社が顧客に与信する場合、「初期審査」、ユーザーの返済状況などに応じて実施する「途上与信」、貸し付けた資金を効率的に回収する「回収管理」という大きく3つのプロセスがある。通常、3つのプロセスは異なる部署が担当しており、与信担当者はより多くのお金を貸し付けたい一方で、回収担当者は返済不能に陥る消費者の出現を恐れるためにそれを望まないなど、利害が一致していない。

 新製品は、この与信と回収業務を統合管理できるのが大きな特徴。初期、途上、回収の各プロセスにおける顧客の振る舞いなどを可視化することで、例えば「返済の際、メール1本出せば応じてくれる人にはメールを、DMを出すべき人にはDM」というように各顧客と最も効率的な接点を持てるようになる。

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