AMDスピンアウトのGLOBALFOUNDRIES、STMicroと契約NVIDIAではなく

GLOBALFOUNDRIESのAMD以外の初の顧客はSTMicroelectronicsになった。40nmプロセスで無線端末など向けの低電力製品を製造する。

» 2009年07月30日 08時45分 公開
[ITmedia]

 米AMDからスピンアウトした半導体ファウンドリGLOBALFOUNDRIESは7月29日、仏伊合弁の半導体メーカーSTMicroelectronics(以下STMicro)が同社の顧客企業になったと発表した。AMD以外から半導体製造を請け負うのはSTMicroが初となる。

 両社は40ナノメートル(nm)の低電力(LP)量産技術により製品を生産する。製品は、次世代無線端末や家電向けなど、高性能で長いバッテリー寿命が求められる分野に向けたものとなる。製品出荷は2010年になる見通しだ。

 GLOBALFOUNDRIESは3月に設立された、AMDとアブダビ首長国の投資機関Advanced Technology Investment Company(ATIC)が出資する合弁企業。独ドレスデンに300ミリウエハー製造設備を採用した工場(Fab1)を持つほか、7月には米ニューヨーク州サラトガ郡に32nmプロセスを導入した工場(Fab2)を開設した。

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