Linux版Silverlight「Moonlight 2 β」リリースSilverlight 3の機能も一部組み込み

MicrosoftのRIA再生プラグインのLinux版「Moonlight 2」のβ1は、Monoランタイム搭載でJavaScriptエンジンの300倍の速度を実現した。

» 2009年08月18日 12時36分 公開
[ITmedia]

 米Novellが支援するオープンソースプロジェクトMono Projectは8月17日、MicrosoftのWebブラウザ用RIA再生プラグイン「Silverlight」のLinux版「Moonlight」の最新版となるバージョン2 β1をリリースした。Mono Projectのサイトから無料でダウンロードできる。

 Moonlightは、Silverlight向けのコンテンツをLinuxで再生できるオープンソースソフト。Windows Media Video(.wmv)、Windows Media Audio(.wma)、MP3ファイルをサポートする。LGPL v2にライセンスされており、openSUSE、SUSE Linux Enterprise、Fedora、Red Hat、Ubuntuなどの主要Linuxディストリビューションに対応する。

 最新版ではネットワークの回線状況に応じて再生レートを調整するアダプティブストリーミングをサポートしたほか、Monoランタイム搭載で最新のJavaScriptエンジンの300倍高速になり、C#、Ruby、Pythonといったプログラミング言語でのRIA開発が可能になったという。

 Moonlight 2 βはSilverlight 2のLinux版という位置付けではあるが、Microsoftが7月11日にリリースした「Silverlight 3」の機能も幾つか取り入れている。

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