Microsoft、検索市場でGoogleからわずかにシェア奪う

7月の米検索市場ではGoogle、Yahoo!ともにシェアがわずかに減少し、Microsoftがシェアを伸ばした。

» 2009年08月20日 07時00分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは新しい検索エンジンBingで徐々に勢力を拡大しており、米Googleと米Yahoo!からわずかながらシェアを奪っている。調査会社comScoreが報告した。

 7月の米検索市場では、Googleが依然として圧倒的優位を誇ったが、市場シェアは前月の65%から64.7%とわずかに低下した。2位のYahoo!も19.6%から19.3%にシェアが減少した。その一方で、Microsoftはシェアを0.5ポイント伸ばして8.9%とした。

2009年7月の米検索市場シェア
社名 2009年6月 2009年7月
Google 65.0% 64.7%
Yahoo! 19.6% 19.3%
Microsoft 8.4% 8.9%
Ask 3.9% 3.9%
AOL 3.1% 3.1%
(資料:comScore)

 7月の米国の検索クエリーは合計136億件で、前月比で3%減少した。3カ月連続の減少となる。夏は休暇シーズンで旅行や外出が多く、検索件数が減少する傾向があるためだ。Googleはクエリーが4%、Yahoo!は5%減少した。Microsoftは唯一クエリーが増加した。

2009年7月の検索クエリー件数(単位:百万)
社名 2009年6月 2009年7月 変動
Google 9,135 8,783 -4%
Yahoo! 2,755 2,625 -5%
Microsoft 1,179 1,208 2%
Ask 552 536 -3%
AOL 439 424 -
合計 14,060 13,575 -3%
(資料:comScore)

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