Twitterの限界オルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2009年08月21日 17時01分 公開
[森川拓男,ITmedia]

地震とTwitter

 最近、地震が頻発している。8月11日午前5時7分ごろ発生した、駿河湾沖を震源とした地震は静岡県で震度6弱を記録。方波見豊氏「破壊的イノベーションでキャズム越え」の早朝の大きな地震は、阪神大震災以来、約15年ぶりの揺れを体感しました。というエントリーも投稿された。

 岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」の8月11日早朝の地震で気がついたコミュニケーションの根幹と方法論や、北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」の4:52というエントリーも書かれている。筆者も地震で目覚めた。

 大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の地震と台風で遅れている新幹線車中ですや、中矢徹氏「中矢徹の"Access Best Ambience"」の久々に新幹線でハマルのように、新幹線で移動する人は、前日からの台風と合わせて、大変な被害を被ったようだ。その後、大木豊成氏は、新幹線とTwitterの相性はバッチリ!京都を出ました地震と台風と新幹線といったエントリーを書いている。

 このような地震の際、意外なことにTwitterによるつぶやきの速報が何よりも早いと実感した。ただし、それぞれの発言がどこからのものか分からなければ、「揺れた」「地震なう」などといったつぶやきだけでタイムラインが埋め尽くされてしまい、あまり意味はない。Twitterに限界があるとすれば、この辺りだろうか。

Twitterの避難経路をどうするか?

 Twitterもダウンすることがある。先日発生したDoS攻撃による障害で困った人も多かったようだ。それだけTwitterが生活の一部になっている人がいる、ということにもなる。藤井等氏「Allegro Barbaro」のTwitterが落ちる前でよかった、Delphi/C++Builder次期バージョンプレビュー会は助かったようだが、もしダウンと重なっていたらどうだったか。松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」のTwitterが落ちたときの避難経路は決めておかないとねにあるように、代替案を用意する必要があるのかもしれない。

 今回のダウンに関して、他のブロガーも取り上げている。

ブロガー ブログ Twitterダウンに寄せて
小林啓倫氏 シロクマ日報 ソーシャルメディアが死んだ日
ITmedia海外速報部・佐藤由紀子氏 海外速報部ログ ターゲットはグルジアのジャーナリスト「スフミ」さんらしい
グルジア問題に世界の目を向けさせたDoS攻撃
ロシアの企業に言われても。。。

 小林啓倫氏は、ほかにも興味深いエントリーを書いている。米軍はTwitterを禁止した。一方英軍は、Twitterを奨励した。と、「Twitter禁止パーティー」が流行る日だ。あなただったらどうするか、ちょっと考えてみるのもいいかもしれない。

 最近Twitterをはじめた林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」は、Twitterを始めてから2週間を報告した。また、Twitterのクラウド関連サイトも、林雅之氏らしいまとめとなっていて参考になる。

 岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」のTwitterで話をしているうちに参加することになったブロガーズ・ミーティング@IBM「IBMクラウドのすべて」は、参加する予定ではなかったイベントに、Twitterを通じて参加するという流れが、なかなか面白くまとめられていた。Twitterの使い方の一端を見た感じがする。

 この他に、Twitter関連ではこのような投稿があった。

ブロガー ブログ Twitterとわたし
小川浩氏 Speed Feed FacebookがFriendFeedを買収しTwitterとの対立構造が強まった
方波見豊氏 破壊的イノベーションでキャズム越え twitter、まだまだ勉強中!(ウィジェット/ブログパーツ編?)
森崎修司氏 森崎修司の「どうやってはかるの?」 修士課程のプログラミング演習としてTwitter APIを使ったプログラム開発を課題にした

 Twitter議員なるものが話題となっているが、衆院選が公示されたいまは、残念なことにつぶやくことができない。果たしてネット活用がこの選挙後から変わっていくのか注目だ。岩永慎一氏がネットを選挙活動に活用しようよ論の裏の本人認証の問題で指摘した点をしっかり押さえて議論してほしいものだ。

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