富士通BSC、暗号化製品に持ち出しデータの編集が可能な新機能

富士通BSCは、社外に持ち出すデータの編集が可能な機能を追加した暗号化製品「FENCE-Pro」などを発売した。

» 2009年09月08日 14時42分 公開
[ITmedia]

 富士通ビー・エス・シーはこのほど、社外に持ち出すデータの編集と保護を可能にする「FENCE ブリーフケース機能」を追加したクライアント暗号化製品「FENCE-Pro」と、メールサーバ用暗号化製品「FENCE-Mail for Gateway」を発売した。

 FENCE ブリーフケース機能は、USBメモリなどでデータを社外に持ち出す場合に、持ち出した先の環境で安全にデータの閲覧や編集をできるようにする。FENCEシリーズで暗号化したデータをUSBメモリなどの専用フォルダに格納し、無償配布する専用ソフトとパスワードなどでデータを復号すると閲覧や編集が行える。

 作業後は再び暗号化する仕組みのため、データの持ち出しに伴う情報漏えい対策と使い勝手を両立できると同社では説明している。

利用イメージ

 持ち出すデータの保護は、マウスの右クリック操作などでFENCEを指定するだけで可能。パスワードによる暗号化のほかに、専用の復号鍵も利用できる。パスワードの有効回数や利用期限、閲覧利用に限定するといった設定も行える。利用できるファイルの種類にはほぼ制限がない。ファイルはAES 256ビットの暗号アルゴリズムで保護される。

 同社では金融や官公庁、製造などを中心に、今後1年間で5万ライセンスの新規利用を見込んでいる。

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