探せばあるある、キワモノマウスの今昔物語悲しき女子ヘルプデスク物語(2/3 ページ)

» 2009年09月28日 08時00分 公開
[鐙貴絵,ITmedia]

マウス探しの好奇心がうずく

 そういえば、今年も下期からの部署異動の時期。組織変更に伴うシステム関係やセキュリティ関係の社内研修で、また講師として引っ張り出されるわたし。資料をPowerPointで作成し、プロジェクターに投影しての説明になるのだが、これまでPowerPointのスライド切り替えは、マウスかキーボードで行っていた。でも、スライドを切り替えるたびにPCの前まで移動しなければならず、ちょっと面倒。プレゼンテーションのテンポも乱れてしまう。ところがある日、画期的なマウス(?)を見つけた。PCから10メートル離れてもマウス操作ができる優れもの。しかも、PowerPointのスライドをジョグダイアルのようなもので遠隔操作できる。

 利用方法はいたって簡単。USBコネクタに受信アンテナ部分を指しこみ、手には本体を持って遠隔操作するだけ。PCのスライドを進めるには左ボタンに相当するボタンをクリックするだけだし、前述のジョグダイアルで、即座に前のスライドに戻ることもできる。レーザービームポインタにもなるし、まさに「至れり尽くせり(私にとっては、だけど)」である。感度も悪くない。一般的な広さの会議室であれば、部屋のどこにいてもPCを操作できる。慣れればウィンドウを動かしたりメニューを選んだり、「スタート」メニューからアプリケーションを起動したりもできる。このマウスのおかげでわたしは、心置きなく受講者をビシビシと指導できるのだ!

 さて、世の中には「ちょっと変わった」マウスってどんなのがあるのだろう? 好奇心がうずく。

 わたしが持っている「プレゼンテーションできるマウス」の最新式はないかな? と探したら、こんなのを見つけた。さすがマイクロソフト。普段は通常のマウスとして使って、いざプレゼンテーションをする時だけ「ひっくり返して」PCを遠隔操作するのか! これもカタログによれば、半径10メートルまで電波が飛ぶそうだ。しかもレーザーポインタにもなるんだって。

 マイクロソフトのプレゼンマウスといえば、以前にこんなものもあった。しかし残念ながら、筆者はコイツを使っている人を見かけたことがない。それどころかここにも見当たらない。なぜだろう?

 極端なところでは、レーザーポインタだけが付いているマウスも見つけた。気持ちは分かるけど、いったいいつ使うんだろう? プレゼン用となると、やっぱりPowerPointのスライドを遠隔操作したくなるけどなあ……。

 一番ビックリしたのが、サイズが大きなマウス。モバイル用に小さいマウスが出回る中、和紙で作られた巨大なマウスだ。なんと、幅は約17センチメートル、奥行きは20センチメートル、高さが約18センチメートルもある。重さもケーブルを含んで275グラムと重量級だ。見た目はかわいいのでちょっと欲しいけれど、自宅でも会社でもその大きさは邪魔になるだろうなあ。後ろ髪を惹かれつつ、購入をあきらめるわたし……。

 逆に小さなマウスとしては、わたしは昔「チョロQマウス」なるものを使っていた。これは限りなく一目惚れに近くて、見た瞬間にコイツが呼んでいるような気がしたのだ。まるで某消費者金融会社のCMに出ていたチワワのように……。

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