JBグループ、中小向けクラウド事業に参入

JBCCホールディングスのグループ企業12社が中小企業向けのクラウドサービスを展開する。システム構築や連携を検証する専用施設を新たに構築し、クラウドコンピューティングに関連するサービスを提供していく。


 JBCCホールディングスは10月7日、ユーザー企業やパートナー企業とクラウドコンピューティング技術を評価、検証する施設を10月8日に開設すると発表した。併せて同社のグループ企業12社でクラウド事業を本格化し、中堅・中小企業の新たな需要を狙う。

 新たに開設する施設の名称は「クラウド・インテグレーションセンター」。仮想化技術を活用したクラウド環境を構築したり、運用管理を自動化したりするシステムの稼働を検証できる。企業内クラウド(プライベートクラウド)の検証環境として、サーバ仮想化ソフト「VMware vSphere」やクラウド環境構築サービス「IBM CloudBurst」、パブリッククラウドの検証用にはクラウドOS「Windows Azure」、Webアプリケーションサービス「Google Apps」、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)型CRM「Salesforce.com」、仮想サーバのホスティングサービス「Amazon EC2」を扱う。

 同社はUNIXからLinux、Windowsへのシステム移行の検証やデモンストレーションを行う「Solution Competency Center」を開設していた。ここを拡張し、クラウドコンピューティング関連のシステム構築や移行を手掛ける施設を作った。

 併せて、クラウドコンピューティング関連のサービスも提供していく。プライベートクラウドの構築支援や、既存システムと新たに構築したクラウド環境の連携、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいた外部サービスとの連携を考える企業に、コンサルティングサービスを提供する。12月には、IBMのサーバ「IBM i」を使っている顧客向けに、仮想化サーバなどの環境を提供するサービスも始める。

 価格はプライベートクラウド構築サービスが600万円から、コンサルティングサービスが100万円からとしている。JBCCホールディングスのグループ企業(JBグループ)であるJBCCやJBエンタープライズソリューションなど12社が事業内容に基づいてサービスを提案。中堅・中小企業の取り込みを狙い、クラウドコンピューティング関連の事業で5年後に200億円の売り上げを目指す。

JBグループのクラウドコンピューティング事業の概要 JBグループのクラウドコンピューティング事業の概要(出典:JBCCホールディングス)

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