Javaアプリケーションとスクリプト言語の連携を行うフレームワーク「Jakarta BSF」、バージョン3.0が登場

Javaアプリケーションとスクリプト言語を連携させるためのフレームワーク「Apache Jakarta BSF」の最新版がリリースされた。JSRで定義されたJavaプラットフォーム向けのスクリプトAPIを使用するように変更が加えられている。

» 2009年10月14日 15時01分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 Apache Software Foundation(ASF)のApache Jakarta BSF開発チームは10月9日、最新版「Apache Jakarta BSF 3.0」を公開した。Javaアプリケーションとスクリプト言語を連携させるためのフレームワークで、最新版ではJSR(Java Specification Requests、Javaの仕様案)で定義されたJavaプラットフォーム向けのスクリプトAPIを利用する。

 Jakarta BSF(Bean Scripting Framework)はJakarta Projectの1つで、Javaアプリケーションとスクリプト言語を連携させるためのクラスライブラリ。これを利用することで、各種スクリプト言語からJavaオブジェクトやメソッドにアクセスできるようになる。

 バージョン2系では米IBMが開発したAPIを利用していたが、最新の3系ではJSR-223るように変更された。テスト向けコマンドラインツールも同梱される。また、javax.scriptを利用できないJava 1.4/1.5環境においても利用できるという。

 対応するスクリプト言語はJavaScriptPython、Tcl、NetRexx、XSLT。BSFエンジンを利用することで、Java、Groovy、Groovy Monkey、JLog、JRuby、JudoScript、ObjectScript、ooRexxなどにも対応する。

 Jakarta BSF 3.0は、Apache Jakarta ProjectのBSFプロジェクトページからダウンロードできる。利用にはJava 1.4以上が必要。

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