AMDの元CEOヘクター・ルイズ氏が、インサイダー取引にかかわったヘッジファンドに機密情報を渡していたと報じられている。
米ヘッジファンドがインサイダー取引で2000万ドルを超える利益を得たとされる事件に、AMDの元CEOのヘクター・ルイズ氏が関与していたとWall Streel Journalが10月28日に報じた。
同紙が事件を知る筋からの情報として伝えたところによると、ルイズ氏はヘッジファンドGalleon GroupとNew Castleに、AMDの製造部門分社化に関する機密情報を渡したという。
ヘッジファンドの関係者は既に起訴されているが、起訴状では機密情報を渡したAMD幹部は明らかにされていなかった。
被告らはインサイダー情報に基づいて、Google、Intel、AMD、IBMなどの株式を取引したとされる。これに関連して機密情報を提供したとしてIBM幹部も起訴されている。
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