もっと多くのユーザーに「ゾンビ」の問題を認識してもらうため、ハロウィーンは絶好の機会だとSophosはいう。
セキュリティ企業の英Sophosが、10月31日のハロウィーンを「国際ゾンビ撲滅デー」と定め、コンピュータからのマルウェア一掃を呼び掛ける日とすることを提唱している。
世界中で大量のコンピュータがユーザー本人も知らないうちに「ゾンビ」と化して外部から操られ、スパム送信やマルウェア配布に加担させられているとSophosは警告。スパムメールの99%以上はこうしたゾンビPCを中継して送られていると指摘する。
ゾンビ撲滅のためにはウイルス対策ソフトとセキュリティパッチ、ファイアウォールでコンピュータのセキュリティを最新の状態に保つことが必要だとSophosは説き、もっと多くのユーザーにこの問題を認識してもらうためにも、ハロウィーンは絶好の機会だとしている。
同社の統計によれば、2009年7〜9月期のスパム中継国は、米国が全体の13.3%を占めてトップ、2位はブラジルの12.1%だった。3位以下はインド(5.6%)、韓国(5.5%)、ベトナム(4.7%)、中国(4.0%)とアジア諸国が上位を占め、大陸別の統計でもアジアは全体の35.6%を占めて世界筆頭のスパム中継大陸となっている。
国名 | 割合 |
---|---|
米国 | 13.3% |
ブラジル | 12.1% |
インド | 5.6% |
韓国 | 5.5% |
ベトナム | 4.7% |
中国 | 4.0% |
ポーランド | 3.9% |
トルコ | 3.3% |
ロシア | 2.8% |
スペイン | 2.7% |
イタリア | 2.3% |
アルゼンチン | 2.1% |
その他 | 37.7% |
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