紙で読むか、電子で読むか――2009年読書の秋オルタナブログ通信(4/4 ページ)

» 2009年11月06日 16時50分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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 このお題とは別に、“読書の秋”にちなんで注目のエントリーが幾つかあった。

 小俣光之氏「プログラマー社長のブログ」の読書のメリットは、なかなか興味深かった。筆者はメリット、デメリットで読書するものではないと思うのだが、この考えは面白い。最近、なかなかゆっくりと本を読めていなかったので、時間を作ろうと反省した。

 成井秀樹氏「なるいのDRM進化論」の知の巨人と知の怪物の競演、やっぱり怪物がすごいで紹介された本も、なかなか面白そうだ。安藤怜氏「安藤怜のロンドン灯」のほぼ日刊イトイ新聞ができるまで……いまさらながら(笑)ブログやサイトの運営者にお薦めで紹介された本も面白い。

 最近は、佐藤比呂志氏「隠れた財産」のITアーキテクト休刊などのように、紙媒体の雑誌の休刊が相変わらず続いている。電子メディアへの転向もあるが、岩永慎一氏の基本的に流れてゆくものと切り取ったものの本質的な違いについて思うことや、大木豊成氏の改めて、雑誌は紙で読みたいにあるように、筆者も雑誌は紙媒体で読みたい。

 紙媒体の雑誌で注目されているのが、付録の存在。中村昭典氏「中村昭典の、気ままな数値解析」の【60万部】 女性誌断トツ人気の「Sweet」と、トレンド情報誌「DIME」にみる付録戦略の違いでは、付録戦略について考察している。

 雑誌といえば、前回も取り上げた「コルシカ」だ。木村武弘氏「木村武弘のB型ブログ」にコルシカが日本の電子書籍の遅れを取り戻す(1)コルシカが日本の電子書籍の遅れを取り戻す(2)コルシカが日本の電子書籍の遅れを取り戻す(3)といった一連のエントリーが書かれ、なかなか興味深い。

 電子書籍に関しては、いろいろな議論がある。関連したエントリーを紹介しておきたい。

ブロガー ブログ 電子書籍は是か非か???
ITmedia海外速報部・佐藤由紀子氏 海外速報部ログ 「Kindle for Mac」はホリデーシーズンか?
大木豊成氏 走れ!プロジェクトマネージャー! 日本に電子書籍の時代は来るのか
木村武弘氏 木村武弘のB型ブログ Barnes & Nobleの電子ブックリーダー
電子ブックリーダー発表、電子ブックリーダー発表、、、、
すいません米大手書店Barnes & Nobleの電子書籍リーダーは「nook」でした。
成井秀樹氏 なるいのDRM進化論 電子コンテンツにアフォーダンスはあるか?
国際版Kindleが届いたので報告する。
電子書籍端末元年
記事蔵を見ながらこう考えた。課金すれば角が立つ。無料にすると流される。意地を通せば窮屈だ。とかくにデジタルは住みにくい

 最後に1つ、気になったエントリーを紹介したい。佐藤由紀子氏のFacebookに「死亡通知」機能がつきましたは、9月に取り上げた、「わたしが死んだら、ブログはどうなるのか?」という問題に対する、あるサービスの答えが紹介された。このような機能が、ほかのサービスなどにも整備されていくのかどうか、注目かもしれない。

 以上、10月15〜28日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれた方は、ぜひ、ほかのエントリーも読んでほしい。

 新しいエントリーをランダムに読みたい場合は、新着エントリー一覧にアクセス。フィード配信もされており、リーダーなどを活用することで、外出先からのチェックも可能である。

 ブロガーごとに読みたい場合はブロガー一覧や、新規参加ブロガーブロガー・ベスト30をチェックしてみよう。ブロガーを、顔写真付きで確認できる。さらにITmedia オルタナティブ・ブログ Podcastでは、ブロガーの肉声も聞くことができるのだ。

 オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるに違いない。

オルタナブログ通信過去記事はこちらです。


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