スマートフォンへの需要は年間を通して高いとIDCは報告しており、特にBlackBerryは出荷台数を前年同期から35.7%伸ばしている。
不況の中でもスマートフォンの売り上げは順調に伸び続けており、第3四半期には1四半期の出荷台数が過去最高に達した。調査会社IDCが11月5日、このような調査結果を報告した。
同四半期のスマートフォン出荷台数は4330万台と、前年同期から4.2%増加した。IDCは、年間を通してスマートフォンへの需要は高いとしており、「ユーザーは通話以外の機能を求めるようになっており、スマートフォン市場は携帯電話市場全体よりも速いペースで伸びると確信している」と述べている。
メーカー別では引き続きNokiaが首位に立ち、BlackBerryを擁するResearch In Motion(RIM)、Apple、HTC、Samsungがそれに続く。特にRIMは出荷台数を前年同期から35.7%伸ばした。
社名 | 3Q09出荷台数 | 3Q09市場シェア | 3Q08出荷台数 | 3Q08市場シェア | 出荷台数伸び率 |
---|---|---|---|---|---|
Nokia | 16.4 | 37.9% | 15.4 | 37.1% | 6.6% |
Research In Motion | 8.2 | 19.0% | 6 | 14.6% | 35.7% |
Apple | 7.4 | 17.1% | 6.9 | 16.6% | 7.1% |
HTC | 2.4 | 5.6% | 2.1 | 5.1% | 14.7% |
Samsung | 1.5 | 3.5% | 1.5 | 3.7% | 0.0% |
その他 | 7.3 | 16.8% | 9.5 | 22.9% | -23.5% |
合計 | 43.3 | 100.0% | 41.5 | 100.0% | 4.2% |
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker) |
またIDCは、MotorolaなどGoogleのAndroidを搭載したスマートフォンを提供するメーカーが増えていることに触れ、Androidが既存のスマートフォンに対する本格的なライバルになれる段階に達したとしている。
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