スパム踏んじゃった――リスト機能もスパムのターゲットにオルタナブログ通信(3/3 ページ)

» 2009年11月13日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

 Twitterを始めるとブログを書けなくなるという話題は過去にも取り上げたが、竹内義晴氏「竹内義晴の、しごとのみらい」のTwitter派か?ブログ派か?では、自身をブログ派であるとしている。筆者もどちらかといえばそうかもしれない。ブログとTwitterの関連については、山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」の1件のブログエントリの背景には29のtweetと300の気付きというエントリーも興味深かった。

 谷川耕一氏「むささびの視線」のTwiiterも新たな時代になったのだなぁと思う瞬間では、自分ではつぶやかず、人のつぶやきを見るだけという人が増えて来たという実態から、Twitterが新たなステージへ変化したことが指摘されている。

 廣江慈郎氏「モノを買わなくなった時代、ほな何やったら買うてもええねやろ?」では、10月29日の【タイトルでつぶやいてみる実験】 かつてこんなマウスが存在しました。4方向スクロールパネル搭載ロジクール「V500 Cordless Notebook Mouse」から、タイトルで本文を、記事内にリンクや画像を張るだけといった、Twitterのような使い方をしているのが興味深い。ただ、「最近の投稿」リストが異様に長くなってしまうのが玉にきずのような気がするのは筆者だけだろうか。

 以前からiPhoneやTwitterに関連してさまざまなことを実践している小川浩氏「Speed Feed」の最近のTwitterをみてると、小川さんが前からやりたかったことがなんなのかわかった気がする、と、最近よく言われるようになりました。 理解されることは嬉しい、でも、やや残念な感じも。というエントリーも興味深い。

 Twitterのビジネス利用というのは最近よく聞こえてくる声だが、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の「ツイッター」でビジネスが変わる! を拝読してでは、小林啓倫氏が翻訳された本を紹介しつつ、ただ流行だからとTwitterに飛びついてはいけないことを指摘していて考えさせられた。

 森戸裕一氏「【考察】企業の組織改善」の電子媒体との付き合い方でも指摘されているが、Twitterといっても、その先にあるのは人なので、コミュニケーションができるか否かにあるとも言えるかもしれない。山口陽平氏の『己より優れた者を周りに集めたい者、ここでtweet』も考えさせられた。

 方波見豊氏「破壊的イノベーションでキャズム越え」のtwitterでフォローしている人が少ないからか、同じ人の連続つぶやきブロックがいくつもできている。も、たまに感じることがある。筆者がTwitterに飽きてしまったのか、それとも……。

仮想かリアルか

 岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」のトヨタがF1から撤退、という流れから見えるもので紹介されたように、F1からトヨタが撤退することが発表された。要因の1つとして、加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の若者に車が売れないのは「リアル離れ」かもしれないでは、現実世界より仮想世界の方がいいと考える若者が増えているのではないかと指摘している。

 最近は、仮想現実が1つのキーワードとして取り上げられるようになった。それが現実社会にも影響を及ぼそうとしているのだろうか。確かに、家庭用ゲーム機の進化で、かなりリアルなレースゲームなどを気軽に体感できるようになった。しかも、仮想世界では免許もいらないし、維持費もかからない。

 トヨタのF1撤退は、不況が一因でもある。不況下で倒産件数も増えていて、なかなか生活実感も向上しない。しかし加藤順彦氏「加藤順彦の Pan Asianな視座でいこう」の正しく、希望を抱ける社会をによると、倒産件数は増加しても、負債総額は変わっていないというのだ。これにはいろいろ考えさせられた。

iPhoneが出版業界を救えるか?

 個人的に衝撃だったのは、坂本英樹氏「坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング」の顧客の生涯価値獲得競争に負けた、雑誌、小学六年生、休刊の必然のニュースだった。筆者は子供のころに、小学館の「小学○年生」と、学習研究社の「○年の学習」「○年の科学」を読んでいたので、無くなるということに実感がわかなかったのだ。時代の変遷を実感させられた。

 雑誌は付録も楽しみの1つだった。妹尾高史氏「抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー」の付録はただ付けば良いのではなくて、何を付録にするかが勝負では?というエントリーには、思わず頷いてしまった。

 雑誌を含め、出版業界は青息吐息。斉藤徹氏「ソーシャルメディア。マーケティングにどう活用するか?」の【速報】iPhoneが出版業界を救う。電子書籍がGameに続くキラーアプリにでは、iPhoneの電子書籍アプリが出版業界を救う起爆剤になるのではないかという指摘をしているが、どうだろうか。筆者は紙の本を読みたいのだが。

 最後に、読書の新しい形を紹介してみよう。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」の『ネットビジネスの終わり』をTwitterで#twiyomiしてみただ。本を読みながら、「#twiyomi」で紹介していくというものだ。小説には向かないかもしれないが、ビジネス書などでは有効かもしれない。

 以上、10月29日〜11月4日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、幾つかをピックアップして紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひ、ほかのエントリーも読んでほしい。

 新着エントリー一覧では、新しいエントリーを素早くチェックできる。フィード配信もされているので、リーダーなどを活用すれば、外出先からのチェックも可能だ。

 ブロガー一覧新規参加ブロガーや、月間ブロガー・ベスト30では、ブロガーを顔写真付きで確認することもできる。ブロガーの肉声を聞きたい場合は、ITmedia オルタナティブ・ブログ Podcastにアクセスしよう。

 オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ。

オルタナブログ通信過去記事はこちらです。


関連ホワイトペーパー

Windows | ブログ | スパム


企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ