IHIエスキューブ、クラウドベースのストレージ環境を構築

IHIエスキューブは、ストレージの容量をサービスとして提供するグループ企業向けのシステムを日本IBM製品を用いて構築し、10月18日に稼働を開始した。

» 2009年11月20日 15時43分 公開
[ITmedia]

 IHIグループ子会社のIHIエスキューブは、ストレージの容量をサービスとして使えるグループ企業向けのシステムを構築し、10月18日に稼働を開始した。製品を提供した日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が11月19日に発表した。

 新たに構築したストレージシステムは、仮想化技術を使ってデータを自動配置し、利用者が設定した容量を自由に使えるようにしたもの。管理者はデータの保存領域を意識せずに容量の管理ができる。

 採用した製品は日本IBMの「IBM XIV Storage System」。データを管理単位である1Mバイトの論理区画に自動的に分け、データを複製して保存できる。1テラバイトのHDDを約30分で復旧できる点も強み。RAID5構成の同水準のストレージシステムでは、1テラバイトの容量の復旧は通常6〜25時間かかるという。

 IHIエスキューブは2005年からグループ企業内のデータを集約し、一元管理している。ペーパーレス化や内部統制に対応するため、データを集中管理できるシステムの構築も進めていた。

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