電気自動車から新市場が生まれる?オルタナブログ通信(3/4 ページ)

» 2009年11月20日 17時04分 公開
[森川拓男,ITmedia]

 ここで、Twitterをどう使えばいいか分からない人向けのエントリーも紹介しておきたい。斉藤徹氏「ソーシャルメディア。マーケティングにどう活用するか?」の私のおすすめツィート術 〜 何をつぶやけばいいかわからない人から,効率的にツールを使ってツィートしたい人までだ。これも1つの例として参考にしてみても良いかもしれない。

 裁判員制度が認知されてきたが、裁判そのものは見たことがないという人がほとんどだろう。裁判の様子をテレビ中継されることなく、ただイラストが紹介されるくらいだからだ。せめて臨場感を味わいたい。もし裁判をTwitterで中継できたら――ITmedia海外速報部・佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」の法廷からtsudaるのは非合法なのか?では、アメリカの判断を紹介してくれた。それによると判事によって意見が分かれるようだ。裁判員制度が進みTwitter中継が解禁されるようになったら、裁判に対する意識は変わるだろうか。

 いろいろな機能が実装されてきたTwitterだが、小林啓倫氏の位置情報が Twitter をニュースメディアに変える?では、どこから投稿された情報かが分かる位置情報機能が正式に公開されていないことを指摘。実際にはクライアントソフトによっては埋め込むことが可能だが、公式ではないという。確かに位置情報が公式にサポートされれば、便利な点も多いとは思う。その一方で、プライバシーなどの問題もあるかもしれない。公式にサポートされない理由はそのあたりにあるのかもしれないと感じた。

 Twitterにはさまざまな“情報”が流れている。河口信夫氏「ノンポリでいこう!」の情報の濁流時代に生きる(Twitterに溺れつつも)や、岩永慎一氏のTwitter上での議論は不毛だよね論の存在と、それでもやっぱりある意義のある議論は、その一端を示したエントリーだ。一方で、山口陽平氏のtwitterがスキマ時間を埋めるといった意見もある。このように一筋縄ではいかないのがTwitterであり、そこがTwitterの魅力なのかもしれない。

 もちろん危険も隣り合わせている。前回も取り上げた西脇資哲氏「IT世界の車窓から」のTwitterのフィッシングDMにひっかかった件@Tw(画像あり)というようなものも、相変わらずある。小林啓倫氏のTwitter リスト機能の危険性はどこから来るのか?にあるようなリスト機能の危険性も、消えていない。

 リスト機能に関しては、加藤順彦氏「加藤順彦の Pan Asianな視座でいこう」のあの人の視座でいこう  〜follows listってアイデアや、斉藤徹氏の【速報】Twitter版Googleアラート Listiti 登場 リスト機能のうまい使い方といったように、うまく活用していこうという動きもある。

 Twitter周辺にも動きがあった。広屋修一氏「広屋修一の「Webマーケティングの進化は続く」」のAmazon の Twitter活用 Affiliate Program さっそく試してみましたで紹介されたように、アマゾン・アソシエイトがTwitterに対応したのだ。

 面白い提案としては、加藤和幸氏「てくてくテクネコ」のがんがんメールで作るTwitter専用端末がある。auの「がんがんメール」をTwitterと連動させてみては? というのだ。

圏外のiPhoneを救済する

 携帯電話市場は新たな方向へ向かっているようだ。

 まずモバイル広告では、平野洋一郎氏「Alternative 笑門来福」のGoogleがAdMobを7億5千万ドルで買収!や、斉藤徹氏の【速報】Googleが創業わずか3年足らずのAdMobを約670億円という巨額で買収した理由で紹介されたように、GoogleがAdMobを買収するというニュースがあった。

 また英国では、木村武弘氏「木村武弘のB型ブログ」のOrangeがiPhoneを1日で3万台販売で新記録達成!にあるように、iPhoneが飛ぶように売れたという。このエントリーでは、ソフトバンクモバイルからAndroid携帯が出るということも書かれている。先述のTwitterを使った発表会で発表され、谷川耕一氏「むささびの視線」の上戸彩さんを生で見られなかった以外は、リモートで堪能できたソフトバンクの新製品発表でも紹介されている。通信キャリア各社の来年の動きに注目だ。

 谷川耕一氏がキーワードとして紹介したWi-Fiは、伊藤靖氏「おるたなてぃぶ思考+etc」のケータイWi-Fiの登場で一気に100メガ動画の時代にでも取り上げられたように、携帯動画の進化に貢献するだろう。ただし伊藤靖氏が書くように、端末機の普及がカギとなるだろう。

 ひところより落ち着いた感もするiPhone関連で、興味深いエントリーがあった。新倉茂彦氏のハンズフリーで「iPhone」が使える2つのグッズは本当に使えるのか?だ。iPhoneでハンズフリーというのが何となく結び付かないが、実際に使えるのかどうかは動画もあるので見てほしい。

 携帯電話は圏外になってしまうと価値が半減するが、木村武弘氏によると、圏外のiPhoneを救済するアプリ[ Instapaper ]があるというのだ。通話ができるわけではなく、Webの内容をiPhoneに取り込んでオフラインでも読めるようにするだけなのだが、木村武弘氏も言うように、懐かしさを感じるものだ。

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