世界が求める“日本品質” in CHINA【NTTコミュニケーションズ――日本品質ファクトレポート】

グローバルなICTソリューションは今や企業活動に欠かせないインフラだ。生産と販売の拠点は世界各国に広がり、バリューチェーンを構成している。安心・信頼のICT基盤がオペレーションを支えているからこそ世界に伍して戦える。そこで注目されているのが、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が提唱する“日本品質”のワンストップソリューションである。

» 2009年11月24日 10時00分 公開
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海外進出企業を現地で支えるNTT Comのグローバル戦略

 中国やインドなどを中心としたアジアの新興国が世界経済の成長エンジンになる中、アジアに進出する企業は、海外でも日本と同等レベルの通信品質を求めている。鍵を握るのはネットワークの品質だ。グローバルなICTソリューションパートナーには、現地の実情に即した品質向上のノウハウが欠かせないのである。

 NTT Comは2009年9月現在で22の国、地域と52都市に拠点を置いてサービスを展開しており、着実に実績と協業ノウハウを培っている。戦略的には“五種の神器”と呼ぶ「システム構築」「データセンター」「ネットワーク」「保守力」、海外拠点やサービス提供エリアなどの「フットプリント」の拡充・拡張を強力に推進しているが、同社が提供できる付加価値はそれだけではない。世界各地で実際に取り組んでいる経験に裏打ちされた問題解決能力こそが“日本品質”の核であり、最大の強みなのである。

 「神は細部に宿る」という言葉がある。グローバルICTソリューションに即していえば「ノウハウは現地に宿る」とでもいうべきか。中国とベトナム、インドにおけるNTT Comの“日本品質”を具体例とともに紹介する。

企業の進出は内陸部を含む中国全土へ――ITマネジャーの「7つの課題」に応える実績

 景気刺激策が経済成長に大きく寄与しそうだ。中国は2008年11月、内需拡大を中心とした4兆元の景気刺激策を発表、実施している。その内訳は鉄道・道路などの交通インフラ建設(1兆5000億元)、四川大地震の復興支援(1兆元)、分譲・賃貸住宅建設(4000億元)、農村インフラ建設(3700億元)など。リーマンショックによる経済危機からの早期回復はもちろん、これまで指摘されてきた沿岸部と内陸部の経済格差を縮小することに注力した予算配分と考えられる。現在では内陸部のGDP成長率も沿岸部を追従しつつあり、日系企業の中国進出も内陸部を含めた全土に広がる「第2ステージ」へ進んでいる感がある。

 中国全土への進出が前提となってきた日系企業にとって、中国のICT環境の中で抱える課題や悩みはより具体的になっている。NTT Com中国の総経理(社長)である石本孝典氏は主な課題として、1. オフィス新設・移転、2. 国内・国際回線、3. インターネット、4. 多拠点展開、5. セキュリティ、6. 資産管理、7. 社内コスト削減――の7点を挙げている。

中国のICT環境でお客さまが抱える課題(出典:NTT Com中国)

 日系企業のITマネジャーが最も具体的かつ最初に抱える課題の1つがオフィスの新設・移転だろう。中国でのオフィスのほとんどが3〜5年を契約期間とする賃貸物件である。石本氏によると、契約更新時にオーナー側が5割もの賃料アップを要求することも珍しくないという。そのほかにも、ビルにより引き込めるキャリアに制限があったり、ビル構内ケーブルの価格も一定ではないなど、種々の課題がある。実際の例として「ビル構内のケーブルを増設するに当たって、同じケーブルを入れる工事費が1MBと2MBでは請求される費用が倍違ったということもあった」(石本氏)。

 NTT Com中国では、これらの課題をスムーズに解決するために、オフィス構築のトータルマネジメントサービスを顧客企業向けに展開している。オフィスの企画・設計から構築、運用までのステータスにおいて、それぞれオフィス/ネットワーク/セキュリティのマネジメントを実現するもの。想定外のトラブルに関しても対応する。同社では、同様のスキームによって1000回線以上の開通実績を持っている。

 「中国では、われわれのような外資キャリアは顧客に対するネットワーク提供のライセンスが取れない。ローカルキャリアとのコラボレーションが不可欠であり、そこでのノウハウが大きな付加価値になっている」(石本氏)

接続遅延を極力排除するための独自ノウハウ

 中国から国外のサーバにインターネット接続する際の通信速度も気になる点の1つだろう。結論からいうと、中国もほかの新興国と同様、中国国内から国外への国際バックボーン容量が増えてはいるが、急激な需要には追いついていない。このため、キャリアの容量拡大とは別に、企業がそれぞれ独自に方策を打つ必要がある。NTT Comグループでは、高品質な日中間のインターネット通信を利用した企業間ネットワークを実現する各種ソリューションを提供している。お客さまの安定的な通信環境の構築を支援している。

 同様の課題は、中国国内のインターネット通信でも散見される。NTT Com中国の調べによると、中国国内の南北間のボトルネックによる遅延は、300msにも達することがある。そんななか、NTT Com中国ではセキュリティ対策を十分に施した安定感のあるファシリティのデータセンターに、複数キャリアとのインターネットコネクティビティを実現。データセンターをハブとした多拠点インターネット集中化ソリューションの提供により、中国国内のトラフィックの接続遅延を解消している。既に日系企業への導入実績もあり、注目を集めつつある。

接続遅延を解消する多拠点インターネット集中化ソリューション(出典:NTT Com中国)

日本と同じような通信環境を中国で提供するために

 日本と同等レベルのネットワーク環境が構築・運用できればベストだが、新興国でいますぐにそれを求めるのは現実的とはいえない。ICTソリューションパートナーには、コストと機能を高次元でバランスさせたソリューションが求められる。

 例えばセキュリティ。中国では公安当局が取り締まりを強化しているものの、違法コピーのソフトウェアは後を絶たない。また、ウイルスに感染しているサイトが他国に比べて圧倒的に多い。これらがセキュリティ事故や情報流出の根源にもなり、その対応は進出企業の大きな経営課題にもなっているのだ。石本氏は「セキュリティに関しては、総合的に日本と同じような環境を提供できる豊富な実績をもっている」と強調する。

 さらに中国では、80年代以降生まれの若手世代を中心にネット通販が急速に普及しつつあり、NTT Com中国では、ECサイトの構築から運用・販売支援まで幅広くコンサルティングに応じている。

 「こういう厳しい経営環境の時代だからこそ、ネットワークやシステムの統合・整備により、次の発展に備えてほしい。そのためにもぜひとも信頼できるパートナーに相談してほしい」(石本氏)



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