携帯電話の出現で無くなっていく10の物事オルタナブログ通信(3/3 ページ)

» 2009年12月04日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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 ユーザーの増加とそれに伴う環境の変化は、Twitter自体も変えたようだ。小林啓倫氏「シロクマ日報」のTwitter、ユーザーへの問いかけを"What's happening?"に変更にあるように、TwitterのWebサイトでの問いかけが「いま何してる?」から「いま何が起きている?」に変わったのだ。ただし日本語版では、「いまどうしてる?」と訳されているのだが。また、いよいよ来年、Twitter に広告が現れる?では、Twitterの広告モデルもスタートするようだ。

 加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の【Twitter】1,200つぶやきで一休み中では、TL(タイムライン)をひたすら追い続けるという使い方をしなくなっている。筆者のTwitterも、放っておくとすぐに未読が数百になってしまうことがある。とても追えたものではない。

 Twitterユーザーとしてぜひ読んでおきたいのが、河口信夫氏「ノンポリでいこう!」のネット初心者に送るTwitterを使う時に注意すべき点。〜Twitterリテラシ〜だ。意外と見落としがちなことがまとめられていて、参考になった。

 ビジネスで使う場合は、林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のつぶやき成功の五ヵ条を読んでみるといいかもしれない。Twitterを活用し、クラウド+スマートグリッドの海外動向情報交換会を企画し、Twitterで案内してみての反響という実績を持つ林雅之氏だけに、参考になるだろう。

 なかなか面白かったのは、坂本英樹氏「坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング」のTwitter、「バルス」でMySpaceに勝つ(一日、ただしAlexaデータ)。宮崎アニメの中でも「天空の城ラピュタ」が1番好きな筆者ではあるが、このような“祭り”には参加しなかった。結局この日Twitterがダウンすることはなかったようだが、ラピュタ放送中はトラフィックが増えていたようだ。

 斉藤徹氏「in the looop」のツイッターは本当にスローダウンしているのか?現在のアクセス状況に関する多面的な考察でも触れられたように、TwitterはWebサイト経由だけでなく専用クライアントからのアクセスが過半数以上を占めるため、正確な実態は把握しにくい。確かにWeb経由でのアクセスは減っているかもしれないが、外部サービスなどの利用で今後も成長していくことは間違いなさそうだ。

携帯電話の出現で無くなる10の物事とは?

 iPhoneの普及も、Twitterユーザー増加に一役買っている。そのiPhoneはアプリでさまざまな広がりを見せており、新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」の私でも、iPhoneを口元に持って行くだけで「フランス語」が話せる!面白いアプリ(笑)では、興味深いアプリが紹介された。

 iPhoneなどのスマートフォンや携帯電話は、別の分野への影響も与え始めているようだ。斉藤徹氏「in the looop」のゲーム業界を襲う世界的な激震。ソーシャルゲーム急成長のインパクトで紹介されたように、いわゆるゲーム専用機が、携帯電話などで遊ぶソーシャルゲームに押されている実態が明らかになった。この傾向は、これからも進んでいくに違いない。

 さらに、【TechCrunchスクープ】Google Phoneは2010年初頭発売。話し放題で月2000円か?といった情報も出ている。日本での展開は不明だが、楽しみなことだ。

 こうして携帯電話が当たり前になってきた今だからこそ、考えてみたいエントリーが書かれた。岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」の携帯電話の出現で無くなっていく10の物事だ。同感できる部分、異論・反論があるかもしれない。しかし、ほとんどがうなずけるのではないだろうか。このエントリーを受けて、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の考えることを放棄してはいけないが書かれた。

 最後に興味深いエントリーを紹介したい。吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」の「新聞」とテレビを見なくなって10年で、私が「失ったもの」、「得たもの」。だ。読者はどう感じただろうか。そして同時に、紙媒体の新聞の必要性も、改めて感じられたのではないだろうか。これは、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のiPhoneでニュースを読む時代、日経新聞だけは家で読んでこいともつながってくる。ニュースを読むだけなら、ネットなどで十分かもしれない。しかし、パッと見でさまざまな情報を得るのならば、紙媒体の新聞は大いに有効なツールとなるのだ。

 以上、11月19〜25日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から紹介させていただいた。だが例によって、興味深いエントリーの多くは紹介できなかった。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。

 新着エントリー一覧をチェックすれば、投稿されたばかりの新鮮なエントリーを読むことができる。もちろん、フィード配信もされているので、リーダーなどを使って外出先からのチェックも可能だ。

 また、ブロガー別に読んでみたいと思ったら、ブロガー一覧新規参加ブロガーをチェック。顔写真付きでブロガーを一覧表示できるので便利だ。また、いまが旬の注目ブロガーは、月間ブロガーベスト30を見てみよう。ブロガーの肉声を聞いてみたいという人は、ITmedia オルタナティブ・ブログ Podcastにアクセスしてみるといい。

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