米Sun、軽量、モジュラー化を進めた「Java EE 6」を公開

Java EE 5以来、3年ぶりのリリースとなるJava EE 6は軽量とモジュラー構成を特徴としており、生産性の改善を目指す。

» 2009年12月11日 15時37分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 米Sun Microsystemsは米国時間の12月10日、「Java Platform, Enterprise Edition(Java EE)6」を発表した。特定の用途向けのサブセット「Profile」コンセプトを導入し、軽量化とモジュール化によりプラットフォームを簡素化した。

 2006年にリリースされたJava EE 5以来、3年ぶりのリリースとなる。Java EE 6は軽量とモジュラー構成を特徴とし、開発をさらにシンプルにし、生産性改善を目指す。

 Profileは特定の実装シナリオ向けのサブセットで、その1つ目としてWebアプリケーション開発向けの「Web Profile」を発表した。JSP、JSF、サーブレットなどをサポートしたWebサーバを含むもので、迅速にWebアプリケーションを開発/実装できる。Java Community Process(JCP)では今後もProfileの種類を拡充する計画という。

 このほか、EJBとJSFを連携可能とする依存性注入(DI)の「Java Context and Dependancy Injections(CDI)」(JSR-299)、REST Webアプリ開発の「Java API for RESTful Web Services」(JAX-RS、JSR-311)、「EJB 3.1 Lite」などが新たに導入された。

 Sunは同日、「GlassFish Enterprise Server v3」と「NetBeans IDE 6.8」も公開した。Java EE 6のSDKなどとともに、SunのWebサイトからダウンロードできる。



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