Google、「Google Suggest」に計算結果や天気予報など検索結果を直接表示Chrome拡張「Quick Scroll」も発表

Googleの“Web高速化”の取り組み。今度は検索語を入力し終わらないうちに答えを表示するサジェスト機能と、リンク先の結果ページで目的部分にジャンプするChrome拡張が登場した。

» 2009年12月14日 09時04分 公開
[ITmedia]

 米Googleは12月11日、検索枠に検索候補を表示する「Google Suggest」の新機能と、WebブラウザGoogle Chromeでの検索を助ける拡張機能「Google Quick Scroll」を発表した。

 Google Suggestは、検索枠に文字を入力するとリアルタイムで検索候補を表示する機能。従来の検索候補に加え、検索内容によっては検索結果を直接表示するようになった。例えば、計算式を入力するとその計算結果を、「wheather 地名」と入力するとその地名の現在の天気が表示される。現在対象となっているのは、天気予報、フライト情報、現地時間、電話の市外局番、配達状況、計算式、単価換算、単位換算などで、順次増やしていく計画だ。

suggest

 Google Chromeの新Chrome拡張Quick Scrollは、検索結果のリンク先ページで目的に合う部分を示唆してくれる機能。このChrome拡張をインストールし、例えば「dark matter brown dwarfs(ダークマター 褐色矮星)」の検索結果から「Dark Matter」を選ぶと、ページの右下に「Matches on page for dark matter brown dwarfs」という見出しで、ページ内で目的に合うとGoogleが分析した部分のテキストが表示される。このテキスト部分をクリックすると、ページ内の該当部分にジャンプする。

scroll ページ上の該当部分はハイライト表示される

 Webブラウザの検索機能([ctrl]+[F]など)を使ってページ上で検索する場合は入力した通りの単語しか検索できないが、Quick ScrollはGoogle検索同様のアルゴリズムを使うので、関連性の強い候補を表示できるとしている。Quick Scrollはすべての検索結果で表示されるのではなく、ページ全体がユーザーの検索目的に関連するとGoogleが判断した場合は表示されない。

 Chrome拡張を利用するには、β版のGoogle Chrome 4をインストールする必要がある。Quick Scrollは、Chrome拡張ギャラリーからダウンロードできる。

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