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» 2009年12月17日 14時50分 UPDATE

USBメモリがマルウェア感染源の一角に、トレンドマイクロ調べ

トレンドマイクロは年間のマルウェア感染報告(速報)を発表し、USBメモリなどの周辺機器がマルウェアの大きな感染源になったと伝えた。

[ITmedia]

 トレンドマイクロは12月17日、15日までの不正プログラム感染被害の報告を取りまとめた2009年の通期リポート(速報)を発表し、USBメモリなどの周辺機器がマルウェアの大きな感染源になったと伝えた。

 総報告数は4万4587件で、前年に比べて約18.5%減少した。報告数1位の「MAL_OTORUN」は、USBメモリ関連の不正な設定ファイルによって接続したPC上で自動的に実行され、感染活動を広げる。報告全体に占める割合が約8.0%と、前年の約4.7%から大幅に増加し、マルウェア感染の常とう手段になったという。

 2位の「WORM_DOWNAD」(別名Conficker)は、特に企業からの被害報告が相次いだ。DOWNADは当初、ネットワーク経由で脆弱性と強度の弱いパスワードを持つマシンに感染を広げる手口を用いたが、後に登場した亜種はMAL_OTORUNと同様にUSBメモリなどの周辺機器で感染を広げる機能を持つようになった。

 このため被害が長期化した企業が多く、いったん駆除しても再び感染が拡大するなどのケースもあったという。これらの被害から、多くの企業で脆弱性の解消などの基本的な対策を徹底することが難しいという実情が浮き彫りになったとしている。

 このほかにも、正規のWebサイトを改ざんして閲覧者をマルウェアに感染させる手口や、アカウント情報を盗み出すトロイの木馬、マルウェアに感染したとユーザーを脅して金銭を要求する偽セキュリティソフトなどが横行した。

 同社では、システムや運用での基本的な対策の抜け穴から被害が拡大するケースが目立ち、システムの安全性が高くともユーザーの油断が攻撃の付け入る隙になると分析。攻撃に合わないための知識を身に付け、パスワードやネットワークの設定、修正プログラムの適用など、セキュリティ対策の基本を再徹底することが大切だと指摘している。

順位 検出名 通称 種別 件数 前年順位
1 MAL_OTORUN オートラン その他 3578件 1位
2 WORM_DOWNAD ダウンアド ワーム 1516件 圏外
3 BKDR_AGENT エージェント バックドア 779件 2位
4 TSPY_ONLINEG オンラインゲーム トロイの木馬型 463件 6位
5 TSPY_KATES カテス トロイの木馬型 444件 New
6 JS_IFRAME アイフレーム Java Script 402件 3位
7 TROJ_VUNDO ヴァンドー トロイの木馬型 345件 8位
8 TROJ_SEEKWEL シークウェル トロイの木馬型 342件 New
9 MAL_HIFRM ハイフレーム その他 324件 4位
10 TROJ_FAKEAV フェイクエイブイ トロイの木馬型 238件 圏外
不正プログラム感染被害報告数ランキング(2009年度)

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