Oracle決算、コスト削減とサポート収入で純利益15%増

「欧州委員会が2010年1月にSunの買収を承認すると期待している」とカッツ社長。

» 2009年12月18日 13時24分 公開
[ITmedia]

 米Oracleが12月17日発表した第2四半期(9〜11月期)決算は、売上高は59億ドルで前年同期比4%増、純利益は同12%増の19億ドル(1株当たり利益は29セント)だった。売上高、1株利益ともに自社予測を上回った。為替の影響を除くと、売上高は横ばい、純利益は3%増となる。

 分野別にみると、新規ライセンス収入が2%増の17億ドル、ライセンス更新およびサポート収入は14%増の32億ドルだった。一方サービス収入は15%減の9600万ドルとなった。営業利益は10%増の22億ドルで、営業利益率は35%から37%に上昇した。

 サフラ・カッツ社長は「欧州委員会が1月にSun Microsystemsの買収を承認すると期待している。この件に関するお客様からのサポートに感謝する」と語り、ラリーエリソンCEOも「買収が完了すれば、Sunの製品は市場シェアでも利益でも急速に成長するだろう」と語った。

 第3四半期(2009年12月〜2010年2月期)の見通しについては電話会見で、売上高は前年同期比3〜6%増、1株当たり利益を36〜38セントとした。

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