日本SGI、フローティングライセンスの統合管理ソフトを発表

日本SGIは、フローティングライセンスの利用状況をリアルタイムに可視化する「LicenseWatcher」を発表した。CAE、CAD、EDA分野のほか、デザインレビューや3D映像製作などの分野にも販売していく意向。

» 2010年01月07日 18時07分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは1月7日、フローティングライセンスの利用状況をリアルタイムに可視化するWebツール「LicenseWatcher」を発表した。同日から販売を開始する。

 フローティングライセンスとは、同一ネットワーク内で同時に使用できる人数分のクライアントライセンスを購入するライセンス形態。ライセンス数を超えるPCにソフトウェアをインストールでき、同時に利用するマシン数がライセンス数を超えない限り、自由に利用できるというもの。デザインや設計、解析業務などで利用されるソフトウェアのライセンス形態としては一般的だ。

 LicenseWatcherは、同一ネットワーク内で用いられているフローティングライセンスの利用状況をリアルタイムに可視化するもの。ライセンスの空き状況や、どの端末でどれくらいの時間利用されているのかなどの情報がWebブラウザ上から確認できる。メッセージング機能により、ライセンス不足に陥った際の調整が管理者を介すことなく行えるのが特徴。

 管理者向けには、長時間起動されたままの非効率なライセンスを強制解放したり、ライセンスサーバの稼働状態の通知、ライセンス期限のメール通知機能などの機能が備わっている。また、ライセンス稼働率などの統計情報が取り出せるようになっており、ソフトウェア資産に対する投資効果の検証が可能。

 日本SGIでは、LicenseWatcherをCAE、CAD(設計)、EDA(半導体設計)分野のほか、デザインレビューや3D映像製作などの分野にも販売していく意向。価格は58万円からで、年間50本の販売を目指す。



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