Sony Pictures Digital Productionsの子会社として先進的な視覚効果やCGを手がけるSony Pictures Imageworksから、モダンなシェーディング言語がオープンソースの下で公開された。
映像プロダクション会社、米Sony Pictures Digital Productionsの子会社であるSony Pictures Imageworksは米国時間の1月14日、シェーディング言語「Open Shading Language(OSL)」のα版を公開した。
OSLは、同社のアニメーションやビジュアル効果プロダクションで利用する社内のレンダラー向けに開発されたシェーディング言語。言語の仕様、バイトコードコンパイラ、機能バイナリなどで構成される。
ほかのシェーディング言語やC言語に類似しているが、ラディアンスやBRDF(双方向反射率分布関数)などの機能を持つ高度レンダリングアルゴリズム向けに設計したモダンさを特徴としている。アニメーション/ビジュアル効果スタジオの米Rythm&Hues Studioなどからのインプットも含まれているという。
Sony Pictures Imageworksは2009年7月、オープンソースの取り組みを発表、OSLのほか、3DCGソフトウェア「Maya」向けのカメラマスキング用プラグイン「Maya Reticule」など5つのプロジェクトをオープンソースとして進めている。
ライセンスはNew BSD Licenseを採用、同社オープンソース専用サイトから、Google Codeのプロジェクトページ経由で入手できる。
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