NECは同社のIAサーバ「Express5800シリーズ」に、Xeon 3400番台を採用した1wayのラックサーバ/タワーサーバを追加すると発表した。冷却ファンの自律稼働などにより、従来製品比52%の省電力を果たしたという。
NECは1月26日、IAサーバ「Express5800シリーズ」にデータセンター向け1wayラックサーバ「Express5800/R110b-1」およびスモールオフィスへの設置に適した1wayタワーサーバ「同/T110b」の2モデルを追加すると発表。同日より販売開始する。
NECによると、新モデルでは省電力の徹底化が図られているという。AC/DC(直流/交流)の電力変換効率が80%以上であることを示す80 PLUS認証を取得した電源ユニットを採用し、電力ロスを低減した。また最新のCPU「インテル Xeonプロセッサ 3400番台」の採用や、自律的に冷却ファンの風量を最適化する「動的ファン制御技術」の実装により、R110b-1ではNECの従来製品比52%の省電力化に成功したという。なお今回から、電源ユニットと冷却ファンの二重化も可能にしておリ、信頼性を高めている。
また従来の3.5インチHDD(最大構成:2テラバイト×4台)に加え、2.5インチHDD(最大8台)とSSDの搭載に対応した。これにより省電力重視でSSDを選択したり、あるいはSATA HDDをより高信頼なSAS HDDに変更したりするというように、構成の柔軟性が増している。
なお運用面では、NECの1wayサーバとしては初めて、遠隔地から複数のサーバに対し、パッチを一括適用できる「ExpressUpdate」を搭載しており、管理負荷および(パッチ適用漏れによる)障害リスク軽減を図ったという。
価格および出荷日は次の通り。
製品 | 税別価格 | 出荷日 |
---|---|---|
Express5800/R110b-1(1Wayラックサーバ) | 17万9000円〜 | 2月1日 |
Express5800/T110b(1Wayタワーサーバ) | 12万8000円〜 | 1月26日 |
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