米Appleが1月27日、多機能情報端末「iPad」を発表した。この話題は次回以降で改めて取り上げる予定だが、20日までの時点でオルタナブロガーが取り上げたものを紹介しよう。
ブロガー | ブログ | iPad発表前夜 |
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青山航氏 | 「Nothing is lost for asking」 | 10万ドルくれたら1時間好きにしていいわ-Apple Tabletの場合 |
大木豊成氏 | 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 | Appleのタブレットは、買いか、待ちか |
佐藤由紀子氏 | 「海外速報部ログ」 | AppleのiSlateタレコミコンテストの受賞者は |
iPadは電子書籍端末としても話題になるだろう。こればかりでなく、2010年は電子書籍にとって大きな転換の年になりそうだ。
これまで、クラウドについてのエントリーが多かった林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」も、最近は電子書籍について取り上げることが増えてきた。
掲載日 | 『ビジネス2.0』の視点の電子書籍考察 |
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1/19 | ITmediaの「わんとぴ」で『電子書籍』のキュレータを担当します |
1/14 | 離陸する電子書籍ビジネス(3):アマゾンへのソニー、グーグル、アップルの対抗軸 |
1/15 | 離陸する電子書籍ビジネス(4):日本市場の行方 |
1/16 | 離陸する電子書籍ビジネス(5):デジタル教科書市場の行方 |
電子書籍の発達が、ただでさえ低迷している出版業界に与える影響はどうなるのか。永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」の出版21社が、電子書籍で連携や、成井秀樹氏「なるいのDRM進化論」のDRM進化論、出版流通を再定義する(4)日本電子書籍出版社協会の謎、出版社が21社集まって何をしようとしているのか?で紹介されたように、大手出版社はタッグを組むことになった。
しかし、成井秀樹氏が指摘するようにツッコミどころが多く、出版社側の迷走が見えるように感じるのは気のせいだろうか。どちらかと言えば、谷川耕一氏「むささびの視線」の電子出版専門の編集会社(というか集団)作るのもありかなの方が面白そうだと個人的には感じた。
電子書籍になると、本が紙ではなく、コンテンツとして認識されるようになる。そこで考えたいのが米持幸寿氏「テクノロジーと希望」の著作業界の崩壊が向かう先だ。米持幸寿氏の提起した問題を、いま一度考えてみたい。
最後に、気になったエントリーを3本紹介したい。
成迫剛志氏「成迫剛志の『ICT幸福論』」の名刺を無くすと、個人情報保護法に基づき・・・・には、ちょっと驚いた。ここまで来るとやり過ぎのような気がするのだが……。
加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の【JAL】ポイントプログラム再考【さくらや】も考えさせられた。通貨と同等に扱われるポイントが、発行企業の倒産などのときにはどうなるのか、何らかの仕組みを作る必要がないだろうか。
そして坂本史郎氏の銀行手数料は支払元負担なのか受取人負担なのか。筆者も銀行の手数料について考えることが多くなった。きちんとしたルールを作ってほしいものである。
以上、1月14〜20日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、キーワードを軸に紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。
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