東京エレクトロンD、Windows XP Embedded利用のUSBシンクライアントを発売

東京エレクトロン デバイスは、Windows XP Embeddedを利用した立花エレテックのUSB型シンクライアント端末を発売した。

» 2010年02月02日 11時54分 公開
[ITmedia]

 東京エレクトロン デバイスは2月2日、Windows XP Embeddedを利用した立花エレテックのUSB型シンクライアント機器「CC4U」を発売した。企業や教育機関のテレワーク業務、危機管理対策などでの利用を見込む。

 CC4UはPCに本体を接続するだけで利用できる。MokaFive Playerを使用してWindows XP Embeddedを仮想OSとして動作させており、オフィスPCの画面データをVPN経由で転送し、接続したPCに表示する。PC本体と仮想Windows XP Embeddedではコピー&ペーストやドラッグ&ドロップができず、データ本体は端末外に漏えいする心配がないという。

CC4U

 同社によれば、Windows XP Embeddedを仮想化してUSBメモリに搭載するのは国内で初めて。USBメモリ型の同様の端末では一般的にLinuxが利用されているが、Windows XP Embeddedを使用することで、特別なドライバやユーティリティが不要になり、低スペックのPCでも利用できるとしている。

 価格はオープンで、2011年3月末までに1万台の出荷を計画する。

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