トレンドマイクロ、製造機器のウイルスを検索するUSBツール発売

トレンドマイクロは、製造装置の管理などに使われる端末でウイルス検索ができるUSBメモリ型ツールを発売した。

» 2010年02月09日 18時13分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは2月9日、製造装置の管理などに使われる端末でウイルス検索ができるUSBメモリ型ツール「Trend Micro Portable Security」を発売した。3月31日から受注する。

 新製品は、USBメモリ内にパターンファイルを登録し、対象端末でのウイルス検出や駆除、隔離、検索ログの記録ができる。同ツール自体にウイルスが混入しない仕組みなっているという。

 同社によると、近年は家電製品などにウイルスが混入するケースが増加しており、製造段階で商品などにプログラムを登録したり、装置を管理したりする端末が感染源となる場合が多い。こうした機器が外部ネットワーク接続されているケースは少ないものの、管理者などがウイルスに感染したUSBメモリを気付かずに機器へ接続することで感染するという。

 利用するには別途インターネットなどに接続した管理PCが必要で、パターンファイルの更新やログ管理などはUSBメモリツールを管理PCに接続して行う。

 標準価格は1本当たり2万4800円(税別)、次年度以降の更新費が同1万9800円で、20本の購入から受け付ける。同社では初年度2億円の売り上げを見込む。

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