失敗事例から学べ――Twitterマーケティング最新事情オルタナブログ通信(2/4 ページ)

» 2010年02月19日 17時10分 公開
[森川拓男,ITmedia]

iPPPアプリはいかが?

 「iPad」への注目が高まる中、一瞬何のことかなと思ったエントリーが、佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」の「もしかして: Skype for iPod」じゃないもんだった。Googleなどの検索エンジンで、タイプミスなどを「もしかして〜(ではないですか)」と例示してくれる機能は結構ありがたい。しかし、このケースのように“ありがた迷惑”の場合もある。それにしても、「iPad」と「iPod」はややこしい。佐藤由紀子氏が指摘するように、メディア泣かせになるかもしれない。iPhone、iPod touch、iPadそれぞれにアプリケーションが提供され、すべてを列挙するのは面倒だし、分かりにくい。例えば佐藤由紀子氏が提案する「iPPPアプリ」のような、何らかの呼び方が必要になる日が来るのかもしれない。

 iPadのアプリに関しては、中矢徹氏「中矢徹の"Access Best Ambience"」のiPad登場まであと1ヶ月強〜これを機にアプリを提供してほしい3企業や、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」の「iPad as a 楽器」のアイデアリストアップといった要望が出ており、期待感を高まらせる要因となっている。

 また、斉藤徹氏「in the looop」の【速報】 米国モバイル位置情報アプリはすでに7000種超!そのアプリ・トレンドを調査するのようなすでに存在するアプリがiPadに対応していくと、より可能性が増えるのではないだろうか。

 しかし、永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」のiPAD欲しい。でも、考えてみたら何に使うんだろう?のような疑問もぬぐい切れない。新しいから飛びつく、といった代物でもないだろう。利用シーン予想では、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のiPadで相撲を見るだろうかというエントリーが興味深かった。また大木豊成氏は、iPadではiPhoneのリアルタイム性を確保できない?という指摘も行っている。ビジネス利用を考えるならば、考慮しなくてはならない部分も多そうだ。

 興味深いiPhoneアプリを紹介してくれたのは、坂本史郎氏「坂本史郎の【朝メール】より」のREM睡眠が測定できるSleep CycleというiPhoneアプリレポートというエントリー。

 iPadの登場が近付く一方、iPhoneの価格が下がってほかの携帯電話よりも安くなっていると、竹内克志氏「Software Development」のApple Lisa から iPhone, iPad までの変わらない思想で取り上げられている。今までiPhoneに手が届かなかった人も、チャンス到来かもしれない。

芸術家が活動できるのもJASRACのおかげ

 今年は、電子書籍元年になるのではないかと言われている。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」の今週の電子書籍ニュース(2010.2.1〜2.6)でも、iPadやKindle関連のニュースが多く紹介された。

 電子書籍関連では、佐藤由紀子氏のAmazon、カラー版でWi-Fi対応のKindleを準備中?が、注目だ。また、木村武弘氏「木村武弘のB型ブログ」のかなりフライングですが、うれしい。で取り上げられた、Amazonの電子書籍価格設定関連のニュースも気になるところ。木村武弘氏の言うように、すべての端末でデータが読めるようになると読者にとってはありがたいのだが、難しいだろうか。

 電子書籍の話題ではないが、関連するエントリーも合わせて紹介したい。永井千佳氏「永井千佳の音楽ブログ」の芸術家が活動できるのもJASRACのおかげにあるような仕組みも、電子書籍端末の普及とともに変化せざるを得なくなるのかもしれない。合わせて見ておきたいのが、夏目房之介氏「夏目房之介の「で?」」のたけくまメモの出版の未来仮説だ。

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