Google BuzzはTwitterの牙城を崩せるか?オルタナブログ通信(2/4 ページ)

» 2010年02月26日 17時52分 公開
[森川拓男,ITmedia]

最近「Web 2.0」を聞かなくなった

 Twitterが注目を浴びるなど新しいサービスや製品が登場する一方で、気付くと耳にしなくなった言葉もある。谷川耕一氏「むささびの視線」のそういえば、最近Web2.0って聞かなくなったなぁを読んで思わずうなずいてしまった。あれだけ流行し「オルタナブログ通信」でも何度も取り上げた「Web 2.0」という言葉を、確かに最近は耳にしない。果たしてTwitterも同じような道を歩んでしまうのかどうか。少なくとも、すぐに聞こえなくなることはなさそうだ。

 オルタナブロガーでは引き続き、大里真理子氏「マリコ駆ける!」の今更だけどツイッター始めました:いくらツイッターを聞きかじっていても、自分がやるとなると勝手が違うなぁ。のように、新たなTwitterユーザーが増えている。変わり種では、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のなにやら面白そうなTwitterアカウントが・・・その名もITmedia女子部で紹介されたアカウントが登場した。

 世の中全体も、Twitter利用者が増加傾向にあるようだ。斉藤徹氏「in the looop」の【速報】ツイッター減速神話にピリオドか。この半年でツイート数が倍増では、ツイート数をカウントして推移を測定した記事を紹介。グラフを見ると一目瞭然、明らかに増加傾向にある。

 斉藤徹氏の【速報】オバマ大統領がソーシャルメディア・マネージャーを急募中!も興味深い内容だった。筆者はTwitterのアカウントを1つしか持っていないが、複数のアカウントを使い分けている人も多い。どうやって複数のアカウントを活用しているのかという疑問に答えてくれたのが、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」のぼくは10個のTwitterアカウントをこう使い分けているというエントリー。ぜひ、参考にしてみたい。

 吉川日出行氏の経済産業省がTwitterでも参加できるネット審議会を開設するそうだにあるように、官庁もTwitterの活用を始めている。この試みは、先に取り上げたそういえば、最近Web2.0って聞かなくなったなぁによると、Twitterを活用しながらもメインの議論は掲示板で行うという。政府機関には、新しい技術を積極的に活用していただきたい。

 企業のTwitter活用における感性の難しさを上げているのが、須永啓太氏「イーコマースの兵法書」の部下にTwitterを伝授する難しさ。これは筆者も常日ごろから感じていることだ。読者はどう思うだろうか。

 企業のTwitterマーケティングといえば、前にも取り上げたUCCの件がある。それを振り返ってまとめたのが山岡大介氏「山岡週報」のUCCのTwitterマーケティング振り返り − 7つのブログでの反応だ。今後のTwitterマーケティングを考える上で、ぜひ押さえておきたい。また、連載エントリーである今泉大輔氏「シリアルイノベーション」のピーポーズ的にはなぜTwitterなのか? - Twitter起業エコノミー(5)も、過去のエントリーから順番に読むといろいろと気付かされる。

 大元隆志氏「ASSIOMA」のCiscoさんのTwitterを利用した新しいサポートツールや、北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」のTWITTERで「至急求人メッセージ配信サービス」始めました!といったように、Twitterを使った新しいサービスやツールも、次々に生まれている。さらに、Twitter自体の機能も向上していると感じさせてくれたのが、今泉大輔氏のTLに「地震だ!」が出現した直後にGoogleリアルタイム検索を試してみて、Twitterのリアルタイム日本語検索もすごいとわかった件だ。Twitterに関連のこれからの動きに注目だ。

バズがきた!

 Twitterが流行して、類似サービスがあちこちで始まっている。前に取り上げた「アメーバなう」もその1つだが、ついにGoogleも参入してきた。Googleは、大元隆志氏のGoogle ブロードバンドサービス参入の目的と影響を考察するなどでも触れられているように、「1Gbpsブロードバンドサービス」を開始したり、携帯電話端末の販売を始めたりと、これまでとは違う動きも見せている。そして、とうとうTwitterの分野にも足を踏み入れたと見られているのが「Google Buzz」である。

ブロガー ブログ Google Buzzを試してみたお
今泉大輔氏 シリアルイノベーション Google Buzzを使ってみてわかったことを書くお。
事務伝達短文:Google Buzz、banされたかもしれない件のてんまつ
岩永慎一氏 THE SHOW MUST GO ON 結論を言うには早すぎるのですが、ワタシ、とりあえずGoogle Buzzってさっぱり解らんのですよ
大木豊成氏 走れ!プロジェクトマネージャー! Google Buzzは、これからに期待・・・なのか?
佐藤由紀子氏 海外速報部ログ バズがきた
玉川岳郎氏 ニュータイプになろう! GoogleのBuzz(バズ)をさっそく試してみる

 筆者の率直な感想を言わせてもらえば、大木豊成氏と同じく「もうこれ以上出てきてもなぁ」という感じだ。もちろん、より使いやすいものが出てくる分にはいいと思うが、Twitterでさえも使いこなせていない人間からすると、もうお手上げである。読者の感想はいかがだろうか。

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