マカフィー、コンプライアンス対応を支援する4製品を発売

マカフィーは、不正ソフトの利用や不正なシステム変更などの防止、モニタリングなどによって企業でのコンプライアンス対応の強化を支援する4つの新製品を発売した。

» 2010年03月01日 15時50分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは3月1日、企業でのコンプライアンス対応の強化を支援する4つの新製品「McAfee Application Control」「McAfee Change Control」「McAfee Embedded Security」「McAfee Integrity Monitor」を発売した。

 McAfee Application Controlは、サーバとデスクトップ上で実行できるアプリケーションを、ホワイトリストに基づいて信頼できるアプリケーションのみに制限するもの。管理者は承認済みアプリケーションのリストを手作業で管理する必要が無くなり、信頼できるアプリケーションのみをエンドポイントで実行させられる。これによって、不正なコードやマルウェアの実行を阻止できるほか、承認済みアプリケーションなどが改ざんされるのを防ぐという。参考価格は1ノード当たり1万9110円(1〜25ライセンスの場合)。

 McAfee Change Controlは、ポリシーに適合しないシステムの変更を実施前にブロックする。同製品ではポリシーの状態をリアルタイムに収集し、変更情報を変更元や時間枠、承認済み変更チケットなどと照合。ポリシーに従っていない変更があると、変更は許可されずにログとして記録され、管理者に警告をする。また、不正なシステムの変更があった場合などに管理者が手作業で追跡する負担が無くなり、作業に伴うシステム停止やセキュリティ侵害、コンプライアンス違反の発生を低減するという。参考価格は1ノード当たり4万7250円(同)。

 McAfee Embedded Securityは、ATM、POS、複合機、SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)システム、モバイルなどの組み込み機器向けのセキュリティ監視製品。マルウェア対策や不正なシステム変更の防止、脆弱性を狙う攻撃のブロック機能などを提供する。参考価格は応相談となる。

 McAfee Integrity Monitorは、PCI DSSなどで規定されたシステム環境の安全性のテストや検証などを支援するもので、すべての変更を継続的に検出し、ユーザーや変更に使用されたプログラムを含む詳細な情報と、サーバやデータベース、ネットワークデバイスといった広範なプラットフォーム全体を監視する。また、変更が行われた正確な時間や変更時にログインしていた人物、実行されていたプロセスなどを記録するため、システムに対する不正な操作など調査する際に必要な情報を担当者に提供する。参考価格は1サーバ当たり18万9000円(同)としている。

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