米Ciscoは、企業ユーザーが場所やデバイスを問わずデータへ安全にアクセスできるようにするための新アーキテクチャ「Cisco Secure Borderless Architecture」を発表した。
米Cisco Systemsは3月2日、企業ユーザーが場所やデバイスを問わずデータへ安全にアクセスできるようにするための新アーキテクチャ「Cisco Secure Borderless Architecture」を発表した。「エンドポイント」「インターネットエッジ」「データセンター」「コンテキストおよびロケーション認識型ポリシー」の4要素からなる。
同社では新アーキテクチャを実装した第1弾製品として「Cisco AnyConnect セキュア モビリティ」「Cisco TrustSec 拡張版」を2010年第2四半期にリリースする計画。
Cisco AnyConnect セキュア モビリティは、クライアント保護とIronPort Sシリーズ Webセキュリティアプライアンス、ファイアウォールの機能を統合したもの。リモートアクセスやWebセキュリティ、脅威対応などの対策をモバイルユーザーへ適用できるようにする。また、同ソリューションを活用したセキュリティサービスや、自社運用とサービスを組み合わせられるハイブリットモデルも展開する。
また、Cisco TrustSecではネットワークアクセス制御の「Cisco Network Admission Control」と、IDアクセス管理の「Cisco Identity-Based Networking Services」などを追加する。802.1Xを利用したデバイス調査やゲストアクセスへの対策、エンドツーエンドの監視およびトラブルシューティングなど機能を提供し、CatalystやNexusなどのスイッチ向けにも展開するという。
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