IBM、重要インフラを保護するセキュリティソリューション群を発表

米IBMは、RSA Conferenceで企業や政府の重要なITインフラの保護を目的としたセキュリティソリューション群を発表した。

» 2010年03月03日 18時04分 公開
[ITmedia]

 米IBMは3月2日、米国サンフランシスコで開催中のRSA Conferenceで、企業や政府の重要なITインフラの保護を目的としたセキュリティソリューション群を発表した。

 製品面では、Webアプリケーションの適正管理を支援する「Secure Web Gateway Service 2.0」や、Check Point Software Technologiesのファイアウォールを利用した管理サービス「Managed Firewall Service」「Unified Threat Management Service」、ログの集中管理や自動化を支援する「Security Information and Event Manager 2.0」、ソフトウェア開発の早期段階で脆弱性を検出する「AppScan Source Edition」などをリリースする。

 また、スパム対策フィルタの活用やAPIを提供する開発キット「Security Content Analysis Software Development Kit」や、ファイルのインテグリティー監視、権限分離、役割の階層化、侵入防止などを提供するID管理の「Security Privileged Identity Management and Compliance Solution」も展開する。

 Lotus関連では、電子メールを暗号化する機能を提供する「Protector for Mail Encryption」、z/OSではデータ暗号化、暗号鍵管理、デジタル証明書、パスワード同期、集中型の認証および監査などの機能を提供するV1.12を新たにリリースする。

 このほか、官民一体となってサイバー脅威に対する重要インフラ保護を実現していくための「IBM Institute for Advanced Security」も設立する。

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