富士通の野副前社長、辞任取り消し求め文書を提出

富士通の野副前社長が、辞任取り消しを求める文書を富士通側に提出していたことが、3月5日に明らかとなった。

» 2010年03月05日 12時00分 公開
[ITmedia]

 病気療養のため辞任したとされていた富士通の前社長 野副州旦氏が、代理人弁護士を通じ社長辞任の取り消しを求める文書を富士通に提出していたことが、3月5日に明らかとなった。

 同社広報は取材に対し、野副氏側から書面の提出があったことを認めた上で、「今後の対応についてはコメントできない」としている。

 富士通は昨年9月25日の記者会見上で、野副氏側から「病気療養のため社長職を全うできない」という申し入れがあったため、当面間塚道義会長が社長を兼務するとしていた。その後、2010年1月22日に山本正己執行役員常務が社長に昇格する人事を発表。山本氏は4月1日で社長に就任する予定とされている。

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