Twitterとブログ、どう使い分ける?オルタナブログ通信(3/4 ページ)

» 2010年03月12日 16時56分 公開
[森川拓男,ITmedia]

4年前に予言されたiPad

 電子書籍に関して興味深く読んだのは、今泉大輔氏「シリアルイノベーション」のものを書いて食うための環境として「Amazon Kindle+Twitter+リアルイベント」が大きなポテンシャルを持つというお話(上)というエントリー。これは、3月4日の(中)、3月5日の(下)へと続いていく。電子書籍の時代に執筆者としてどうすればいいのか、いろいろと参考になりそうだ。

 これから注目される端末は、4月にも登場するiPadだろうか。松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」の4年前、ぼくはiPadを予言していたでは、そのiPadを4年も前に予言していたというのだからすごい。現物がどうなるのかが楽しみだ。

 いま現在の電子書籍リーダーと言えば、Kindleになるだろう。永井孝尚氏のKindle、いいなぁ、と思って見ていたら....買っちゃいましたでは、オルタナブロガーのKindleユーザーが誕生した。

 といっても、Kindleはまだ日本語化されていない。谷川耕一氏の電子出版への異なる2つのアプローチでは、電子書籍のコンテンツが進むであろう2つの方向について考察している。

 林雅之氏の今週の電子書籍ニュース(2010.2.22〜2.27)では、数多くのニュースが紹介された。ここでも取り上げられているように、電子化するのは書籍だけではない。先日のWBSでも紹介されていたが、日本経済新聞社も電子版をスタートさせることになった。紙には紙の、WebにはWebの利点があり、弱点もある。岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」の「日本経済新聞 電子版」がかなり気になる件でも取り上げられているところだ。また、紙の新聞にはスーパーなどの折込広告という、Webでは完全に配布されていないものもあり、注目点だ。一部はWebでも配布されているが、筆者の実感では、本当に欲しい店の折込広告は電子化されていないことが往々にしてある。

 そもそも、小林啓倫氏「シロクマ日報」の「あなたはなぜ、ニュースを読むのですか?」にあるようにニュースを読む理由を考えると、有料の電子版を読むのか、紙の新聞を読むのか、はたまた無料で流れるニュースを読むのかが分かってくるかもしれない。

 電子化の流れは、新聞の購読数減少がもたらしたものだろうが、大元隆志氏「ASSIOMA」のデザインで新聞の購読数を100%回復させた男 ジャチェック・ウツコでは新聞を救うためのヒントも紹介されている。また、広屋修一氏「広屋修一の「Webマーケティングの進化は続く」」の2009年インターネット広告費、新聞広告費を抜き第2位に(「日本の広告費」をグラフ化)でも取り上げられたように、広告費もネットが新聞を抜いた。これも注目すべき点だろう。

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