VMware、クラウドメッセージング技術のRabbitを買収Spring Frameworkに統合

VMwareは買収したRabbitMQを、昨年傘下に入ったSpringSourceのJavaアプリケーションフレームワークに統合する。

» 2010年04月15日 13時39分 公開
[ITmedia]

 米VMware傘下のPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)部門SpringSourceは4月13日(現地時間)、VMwareがオープンソースのクラウドメッセージング技術「RabbitMQ」を提供する英Rabbit Technologyを買収したと発表した。買収総額など詳細は公表していない。

 Rabbit Technologyは2007年創業のロンドンに拠点を置く新興企業。同社が開発し、サポートするRabbitMQはオープン標準プロトコルAMQP(Advanced Message Queuing Protocol)をベースにしており、アプリケーションやデータベース間のメッセージ交換をサポートする。VMwareのほか、米Microsoft、米Novell、英Canonicalなどを顧客に持つ。

 VMwareはRabbitMQをSpringSourceのJavaアプリケーションフレームワーク「Spring Framework」に統合する計画だ。RabbitMQは今後もオープンソースであることに変わりなく、顧客のサポートはSpringSourceが引き継ぐという。

 VMwareは2009年にSpringSourceを約4億ドルで買収している。

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