iPadの良いところと残念なところオルタナブログ通信(3/4 ページ)

» 2010年04月23日 16時57分 公開
[森川拓男,ITmedia]

 しかし、大きさにはやはり難点があるようで、佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」のハンドバッグに入るiPadが欲しいのですけれど...という悩みが生じている。やはり、気軽に持ち歩くには少し大きく重いのではないだろうか。

 山岡大介氏「山岡週報」のiPadとtwitterとクラウドで加速する?「ノマド型社員」で指摘されるような人がiPadによって増えるのも、間違いないだろう。大木豊成氏の今はFlashだけど、iPadで見たいサイトは?で指摘されるような、Flashで作られたサイトが見られないという問題が解消されれば、ニーズはもっと加速するはずだ。

 佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のiPad対抗最強ダークホース「WePad」はAndroid端末は、対抗する端末を紹介している。果たして対抗馬となりうるのか。

 そもそもiPadとは何なのか? 大木豊成氏の【課題】iPadは我々に新しい問いかけをするというエントリーを読んで、考えてみた。

 まず、iPadは電子書籍端末として優秀か? 今泉大輔氏「シリアルイノベーション」の電子書籍端末としてのiPadはAmazon Kindleにかなわないという持論のご説明では、iPadはKindleにはかなわないという考察をしている。ただし、「当分は」という冠詞が付く。少なくとも、電子書籍に特化されたKindleが、iPadの電子書籍機能よりも優れているのは間違いなさそうだ。ここでも、「重い」というiPadの弱点が指摘されている。

 ここで、電子書籍関連のエントリーを紹介したい。

ブロガー ブログ ブロガーは電子書籍の夢を見る
荻澤篤志氏 赤狐がめぐる冒険 SlideShare も良いけどオンライン出版 issuu.com も効果的!
加藤和幸氏 てくてくテクネコ 【あと24時間】電子書籍の「電子書籍の衝撃」の衝撃
永井孝尚氏 永井孝尚のMM21 PDF版無償DLの「戦略プロフェッショナルの心得」が売れ始めている!?
林雅之氏 『ビジネス2.0』の視点 今週の電子書籍ニュース(2010.4.5〜4.10)
吉川日出行氏 ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦 リアルとバーチャルを連携させるサービスが面白そう
ペーパーレスとレスペーパー

 吉川日出行氏のエントリーは厳密に言うと電子書籍の話題ではないが、共通する部分があったので紹介した。特に、ペーパーレスとレスペーパーには考えさせられた。今後の電子書籍、オンライン出版の考えにもつながる部分があると思う。

Twitter潰し?

 小林啓倫氏「シロクマ日報」のTwitter幼年期の終わりにもあるように、Twitterは新たなステージへと進んでいると言えよう。前村昌紀氏「インターネット団体職員の独り言」のTwitterの思わぬ副次効果で紹介されたようなドメイン名紛争も話題となった。

 そんな中、Twitterを取り上げた連続ドラマがスタートした。視聴者の印象はどうだっただろうか。加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の「素直になれなくて」はTwitterつぶしの戦略的ドラマかという意見も見られた。筆者の印象は、恋愛ドラマの取っかかりに流行っているからTwitterを使ってみようとしただけ。それ以上でも以下でもなく、あまりいい使われ方ではない。山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」のドラマや漫画がITの印象を悪くしている?の一環のように思えなくもないのだ。コメントにあるように別のTwitterドラマの登場に期待したい。

 実際のTwitterでは、岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」からそういえばTwitterで「なう」を使わなくなっている、いやむしろ「なう」とTweetするのを避けている事に気が付いたという話題が提示された。確かにあまり「なう」を見かけなくなり、Twitterと連動したラジオなどで、わざとらしく「なう」を使っているのが目立つくらいだ。下手に「なう」すると、自分のプライバシーをダダ漏れさせている感じもする。

 逆に、中村昭典氏「中村昭典の、気ままな数値解析」の【23都道府県】 正直に自分と向き合うためにTwitterを使う、という考え方には、なるほどと思わされた。これは、Twitterの良い使い方ではないだろうか。

 Twitterは中国でどのように使われているのか、加藤恭子氏「きょこ コーリング」の中国のソーシャルメディア事情を聞いてきましたという興味深いエントリーがあった。

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