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» 2010年04月27日 23時32分 UPDATE

日本HPら、Itanium 9300番台搭載サーバ群を発表――「Itaniumのロードマップは力強く推進」とインテル吉田社長

日本HPはミッションクリティカルシステム「HP Integrity」製品群について、Itanium 9300番台を搭載する形で刷新。インテル吉田社長は「Itaniumのロードマップは力強く推進」とした。

[石森将文,ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は4月27日、ミッションクリティカルシステム群「HP Integrity サーバ」の新ラインアップを発表した。ハイエンドの「HP Integrity Superdome 2」、ブレードサーバ「HP Integrity BL890c/BL870c/BL860c i2(計3モデル)」、ラックマウント「HP Integrity rx2800 i2」の合計5機種となる。いずれもItaniumプロセッサ 9300番台を搭載し、従来製品の最大9倍のパフォーマンスを有するという。

 10年ぶりの刷新となるSuperdome 2には、“セルブレード アーキテクチャ”と名付けられた新しい方式が採用された。その名のとおり、ブレード型サーバ(セルブレード)の組み合わせで構成され、最大64プロセッサ、256コアまで拡張できる。それらは仮想化技術によって統合され、消費電力を最大65%削減できるという。インフラストラクチャ戦略「HP Converged Infrastructure」に基づく最初のミッションクリティカル システムと位置付けられ、高い信頼性と柔軟性を兼ね備えた「ミッションクリティカル クラウド」の構築を可能にするという。

 製品発表の場には、インテルの吉田和正 社長が登場。富士通が同社のミッションクリティカルシステム「PRIMEQUEST」をItaniumからXeonに移行したり米MicrosoftがWindows Server 2008 R2を最後にItaniumのサポートを終了する計画を明らかにしたりするなど、厳しい状況もあるItaniumだが、吉田社長は「インテルはHPなどとのパートナーシップに基づき、Itaniumのロードマップを力強く推進する」と明言した。

握手を交わす日本HP小出社長とインテル吉田社長 握手を交わす、日本HP小出社長(写真右)とインテル吉田社長(写真左)

 先日富士通は、Itaniumについて「性能面でXeonがItaniumを大きく上回る。今後、Itanium搭載製品の投入計画はない」としたが、日本HPは「例えばCPUエラーをカウントし、一定の“しきい値”を超えると該当コアを切り離して障害停止を防ぐ機能や、DIMM上のDRAMが2つ障害を起こしてもシステムへの影響を防ぐ機能は、ItaniumとHP-UXによってのみ実現する。これらにより、総合的な信頼性は約450%向上しており、ミッションクリティカル分野における大きな優位性になる」(日本HP ビジネスクリティカル事業本部 山中伸吾氏)とした。

 また同日、Itaniumプロセッサ 9300番台を搭載した同種のミッションクリティカルシステムを、日立(HA8500シリーズ)およびNEC(NX7700iシリーズ)が発表している。HP Integrity サーバの参考価格および出荷予定は次のとおり。

製品 参考価格(税込み、製品価格は見積ベースのため最小構成の参考例) 出荷予定
HP Integrity Superdome2 2841万3000円〜 9月上旬
HP Integrity BL890c i2 1633万3800円〜 5月上旬
HP Integrity BL870c i2 748万4400円〜 5月上旬
HP Integrity BL860c i2 168万9450円〜 5月上旬
HP Integrity rx2800 i2 152万4600円〜 9月下旬

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