Ciscoは、同社の消費者向けビデオカメラ「Flip Video」シリーズを手掛けるMOTOを買収し、コンシューマー製品のラインアップを強化する。
米Cisco Systemsは5月18日(現地時間)、デザインコンサルティング企業の米MOTO Development Groupを買収することで合意に達したと発表した。取引は第4四半期(10〜12月期)に完了の見込みで、買収総額などの詳細は公表しない。
MOTOは1991年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。主に消費者向け製品の立ち上げから設計、開発、制作までを総合的にサポートする。Ciscoが2009年3月に買収した米Pure Digitalの小型ビデオカメラ「Flip Video」シリーズのほか、米AppleのPowerMac G4、米MicrosoftのZune HDなどを手掛けた。
Ciscoはこの買収により、Flip Videoや家庭用ネットワーク製品などの消費者向け製品の開発ロードマップ強化を狙う。
買収完了後、MOTOのチームはCiscoのコンシューマー製品部門に統合される見込み。
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