ディーバ、連結決算システムの運用代行サービスを開始

CTCのクラウドサービスと日本ベリサインの電子証明書を組み合わせて提供する。

» 2010年06月30日 16時22分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 ディーバは、連結決算システムの運用を代行するサービス「DivaSystem Managed Service」を7月1日から提供すると発表した。同様のシステムを自社で運用する場合に比べて、運用コストが半分程度になるとしている。

 同サービスは、ディーバの連結決算システム「DivaSystem」と、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のクラウドコンピューティングサービス「TechnoCUVIC」、日本ベリサインのSSLサーバ証明書およびベリサイン マネージドPKIを組み合わせて提供するもの。CTCのデータセンターでDivaSystemを運用するため、ユーザー企業はシステムを自社で保有する必要がない。ユーザーのクライアントマシンとデータセンター間の通信の認証にはベリサインの証明書を利用するため、第三者によるなりすましと不正アクセスを防止できるという。

 ディーバによれば、企業の連結決算担当部門では国際会計基準(IFRS)への対応作業や、J-SOXに基づいた財務数値の信頼性の確保といった業務が負担になっているという。3社がシステム運用にかかわる業務を代行することで、ユーザー企業の連結決算に関する業務の負担やコストを軽減できると説明する。

 子会社20社程度のグループ企業で四半期決算業務を行う場合の参考利用料は、年間144万円から。別途、DivaSystemのライセンス料と保守費用、使用するシステムリソースの増加分に応じた料金が必要になる。

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