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» 2010年07月01日 14時14分 UPDATE

主要ITベンダーの出荷金額、2009年上半期は二けたのマイナス成長

IDC Japanの調査によると、主要ITベンダー12社の2009年上半期の平均成長率は前年同期比二けたのマイナス成長となった。クラウドサービスに取り組むITベンダーは、顧客企業の需要をカバーできるサービス群を用意し、標準化を進めていく必要があるとしている。

[藤村能光,ITmedia]

 調査会社IDC Japanは6月29日、国内ITベンダーの2009年上半期(1〜6月)の製品別売り上げの調査結果を発表した。2008年下半期(7〜12月)に悪化した世界経済危機の影響を受け、各ITベンダーの業績が落ち込んだ。

 同調査は、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)、NEC、富士通、日立製作所、日本HP、東芝(東芝ソリューションを含む)、デル、日本オラクル、サン・マイクロシステムズ、マイクロソフト、日本ユニシス、SAPジャパンの12社のIT製品を分野ごとに分類し、国内の出荷金額を半期ごとにまとめたもの。

 調査によると、2009年上半期における12社の出荷金額の平均成長率は、前年同期(2008年上半期)と比べて二けたのマイナス成長となった。出荷金額上位5社の前年同期比の成長率を調べたところ、富士通はマイナス8.6%、NECはマイナス14.2%、日立製作所はマイナス7.9%、日本IBMはマイナス9.6%、日本HPはマイナス11.0%となり、いずれもマイナス成長となった。

国内IT市場 主要ITベンダー前年同期比成長率:2008年下半期〜2009年上半期 国内IT市場 主要ITベンダー前年同期比成長率:2008年下半期〜2009年上半期 出典:IDC Japan

 世界経済危機の影響を受け、2009年上半期の国内IT市場は低成長だった。各ITベンダーは利益増の一手として、クラウドサービスの展開を開始している。IDC Japanは、企業におけるクラウドサービスの利用は始まったばかりで、関連する製品やサービスのカバー範囲は狭いと分析している。

 IDC Japan ITスペンディング/ITサービス/ソフトウェア&セキュリティ/コミュニケーションズの和田英穂グループディレクターは「クラウド(サービス)が本命となるために、ITベンダーは企業のさまざまなICT(情報通信技術)のニーズをカバーできるサービス群を用意し、標準を整備して企業の不安を取り除くことが必須である」と述べている。



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