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» 2010年07月08日 22時04分 UPDATE

日本HP、HPC向けスケールアップサーバ製品群を発表

日本HPは、国内製造業の投資意欲は回復期に入ったとし、HPC/CAE分野向けスケールアップサーバを投入する。

[石森将文,ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は7月8日、同社のサーバ製品群「HP ProLiant Generation 7(G7)」のラインアップ拡充を発表。追加されるのは、主にHPC分野を対象としたラックマウントサーバの3モデルとなる。

 日本HPは自社のx86サーバ出荷状況を「台数も昨対成長率も急回復している」と説明する。これまで国内製造業においては、景気減退に対処するため投資が抑えられてきたが、そのような状況下でも(日本HPが提供するような)ITソリューションは、企業のコスト削減と経営体質の改善に寄与してきた。実際、日本HPのHPCおよびCAE(Computer Aided Engineering)分野におけるビジネスは、2010年度第1四半期には73%の成長、第2四半期には148%の成長を遂げており(いずれも前年度との比較)、製造関連企業の投資意欲回復が、数字からも見て取れる。

 日本HPではこの状況を“ITがものづくりをリードする時代”と位置付け、製造業、ひいては日本経済の活性化に向け、今回の製品投入を図るという。

 具体的な製品は、インテルXeonプロセッサ 7500番台を最大32コア搭載し、メモリは1テラバイトまで搭載できるスケールアップサーバ「HP ProLiant DL580 G7」、その上位機種に位置し、インテルXeonプロセッサ 7500番台を最大64コア、メモリは2テラバイトまで搭載できる「HP ProLiant DL980 G7」、そしてAMDのOpteronプロセッサ6100シリーズを最大48コア、メモリは512ギガバイトまで搭載でき、価格性能比に優れた「HP ProLiant DL585 G7」となる。

 中でもDL980 G7は、「HP PREMAアーキテクチャ」を備えることが特徴。これはプロセッサを2基1組としてノードコントローラを組み込み、最大8基のプロセッサ間で発生する通信トラフィックを最適化する技術。並列処理時のパフォーマンスボトルネックを解消する効果が期待できる。また致命的なメモリエラーが発生した仮想マシンだけを切り離し、仮想化環境でのシステムダウンを回避する「VM Isolation」も備える。

 また今回、従来からあるHP BladeSystem向けに加え、HP ProLiantにも対応するPCIe接続の高速半導体ストレージ「HP PCIe IOアクセラレータ」が製品化された。従来からラインアップするNVIDIA Tesla GPUと併せ、「x86システムで標準化しながら、特別製品(スーパーコンピュータ)にも勝る性能を提供していく」(日本HP)という。

変更履歴:本文中、一部に表現の重複がありました。お詫びして訂正いたします。[2010/07/09 16:52]

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