F5ネットワークスとNRIセキュアは、Webアプリケーションファイアウォールの管理サービスを提供する。
F5ネットワークスジャパンとNRIセキュアテクノロジーズは7月26日、金融および電子商取引(EC)業界、公共機関向けのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)の管理サービスを開始した。
同サービスは、F5のWAF製品「BIG-IP Application Security Manager」を使用して、NRIセキュアがWAFの提案から設計、構築、運用までをワンストップで提供する。特に運用面では、定期的なWAFシグネチャの適用とポリシーのチューニング、24時間の監視、インシデント発生時の緊急対応(緊急遮断や遮断設定の解除など)をNRIセキュアが請け負う。
2社によると、近年はWebサイトへの不正アクセスによるコンテンツの改ざんや情報漏えいなどの事件が増加し、特にオンラインで取引する機会の多い金融機関やEC業界ではサービスの停止が取引の損失に直結するため、強固なセキュリティ対策が不可欠という。Webの脆弱性を狙う攻撃にはWAFが有効手段であるものの、適切なポリシーの設定やリアルタイムの監視、インシデント対応におけるユーザーの負担が重く、2社では新サービスによってユーザーの負担を軽減したいとしている。
F5はNRIセキュアとのサービスを通じて、初年度にBIG-IP ASM関連製品の販売で4億円の売り上げを見込んでいる。
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